No. 1335

妻を襲った突然の病
“奇跡”のきっかけは…
(横浜市HS/50代男性/会社経営)

妻がくも膜下出血で倒れました。「意識が戻らず、このままみとる可能性が高い」医師の言葉が重く響き、生まれて初めての絶望感に襲われたのです。「妻の人生が終わってしまうのなら、いっそ一緒に」まさか、こんな感情が起きるとは…。

自分の姿が見えてきて

次によぎったのは、「家庭の大切さ」。散々耳にしてきたのに、実践できていなかったことへの反省と悔いる思いでした。

しかし、いざとなると、何を、どうしたらよいのか。教会図書を読み、神総本部に参拝し、神の教えを学んで…。2人の子供たちと共に、できることは何でもやろうと、必死でした。なのに、半年たっても妻の意識は戻りません。

「何か違っている?」と振り返った時、ハッとしました。祈願に通い続けるとか、一生懸命学ぶなど、形にばかり目が向いていたこと。神を信じようと思いながらも、寝たきりの妻の姿を見ると、心が揺らいでいたこと。思えば、妻が倒れてから、病院に、家事に…と忙しく、子供たちにもっとこうしてほしいと押し付けるなど、いらいらしながら毎日を送っていたのです。

家族で一丸になれたら…

さらに、学ぶ中で気付いたのは、「物事の全てに因と果がある」ということ。妻が倒れたのにも原因があるなら、良い結果が出る生き方をすればいい! 心が切り替わりました。

自分の心を反省し、子供たちにも思いを伝え、週に1度、みんなで『友輪』を学び、それぞれが教えに沿った生き方を意識し始めたのです。「お母さんがいない分、みんなで協力しよう」からのスタートでした。すると、家事も手伝い合うようになり、ギスギスした雰囲気が一変。「つらい中でも、母や子供たちがいてくれるから、自分の心も支えられている」という感謝も湧いてきたのです。自分の心が柔らかくなるにつれ、居心地が良くなり、家族の一丸性も出てきました。

驚くほどの奇跡が次々と

心が切り替わってから1カ月後。何と、妻が意識を取り戻したのです。それは、まさに、私の気付きのギアが一段上がり、家の中の雰囲気が変わったタイミングに起きた奇跡。ただただ神のご守護の大きさに身震いしました。

その後、妻はリハビリ施設へ。「右手と言葉の回復は難しい」と言われていたのに、右手が肩まで上がります。自分の思ったことを言葉に出せませんが、話を理解し、私が伝えた単語を言うなど、さらなる奇跡も。面会に行くたび、笑顔で喜んでくれ、その姿に私の方が元気をもらっています。

開運に向けての大きな一歩に

あの絶望感からはい上がらせていただき、妻の命が救われて、我が家は開運に向けて、大きな一歩を歩み出せました。今の私には、「何があろうとも神は一緒なのだ」という心の軸が、強く強くあります。妻の病気を「絶対に無駄にしない」。悪い因をつくらない生き方をする。この決意を持って、家族で心を通わせながら、仕合せな日々を歩んでいきます。

真の健康手にする極意は一つ ――「運命」に重なる生き方をする――
 和心育つ家庭を求めて 「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は 寄り添い 重なり合って 支えて「生きる」心が育ってゆく
神に思いを預け 日々「真理」に生きる心が強くなるほど
    心の動きは安定し 「生きる」希望が持てる
 安定した心に 「運命」の力が引き出されてゆくのである

真の健康手にする極意は一つ
  ――「運命」に重なる
          生き方をする――
 和心育つ家庭を求めて
       「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は
  寄り添い 重なり合って
   支えて「生きる」心が育ってゆく
神に思いを預け
   日々「真理」に生きる心が
           強くなるほど
  心の動きは安定し
       「生きる」希望が持てる
 安定した心に
   「運命」の力が
      引き出されてゆくのである

『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)