No. 1334

不思議と消えた妻への不満
「本当の仲良し夫婦」へ!
(山形県KK/70代男性/農業)

周りからは、「いつも仲が良くていいね」と言われる私たち夫婦。しかし、私の心の中は、何かにつけて妻への不満があり、いまひとつ心が通わない感覚があったのです。

心の奥底からほじくり出す

昨夏、これまでにない胃の不調がありました。神は、心と体は連動している…とお教えくださいます。これまでなあなあにしてきた心を、奥底からほじくり出して、本気で見詰め始めたきっかけ。そして、このことが、何と、私の未来を大きく変えたのです。

「働くことが家庭を守ること」と、真面目に、一生懸命働いてきた日々。でも、チャッチャカした自分の生き方で、果たして家族の「心」は守れていたのだろうか? 自問自答しました。

180度違って見えてきた妻の姿

妻は、4人きょうだいの末っ子ということもあり、天然でのほほんとしています。そこが不満でしたが、考えてみると、穏やかな性格だからか、悪口や愚痴を聞いたことがありません。いつも笑顔。でも、私はそこには何の感謝もなく、当たり前と思っていました。何と身勝手な心!

こんな私は、妻から見れば? 怒ってばかりの気難しい人間で、話し掛けづらかったはずです。とても、家族の「心」を守れていたとは言えないと猛省した次第です。

妻の「心」を支えていこうと

妻の話を否定ばかりしていましたが、「そうだよね」「すごいな」などと受け止めていくと、驚くほど妻が話すように。その後、夫婦で健康診断を受けた結果、私の胃は要観察で済み、一安心でした。ところが、妻の体に異常が…。肺に影があり、「がんの確率が高い」と言われたのです。

それなのに、不思議なほど心は穏やかで、「妻の心を守りたい」。「二人で向き合っていこう」と励ます私がいました。しばらくして受けた精密検査の結果は…、「がんではありませんでした!」。おどけた妻の報告に、笑い合いました。世界がパーッと明るくなったような、そんな気持ちでした。

難しいことではなかった!

このところの、私たち夫婦の仕合せな空気が伝わったのでしょう。数年前から「距離を置きたい」と言われていた次女から、温かいLINEが届くようになったのです。これまでなら、何かプレゼントしても、「要らない」と言われましたが、先日送ったお米には、「おいしい! 孫もそう言ってるよ」との返事。うれしかったです。

私たち夫婦が重なり始めると、子供たちが「お父さん、お母さん」と寄ってきて…。難しいことをしなくても救われていく不思議。神の愛を身いっぱいに感じます。

何より、「この人が妻で良かったな」と心底感じる私の心。「家族みんなの心を守れるように」。これからの目標です。

「信者の道」を歩むところに
    人は誰も和心芽吹き始めて 「仕合せ」引き出す家を手にできる
 神の教え「真理」を学び深めるほどに 「道の真理」が我が家の心を明るくする
 夫婦仲良く 会話を楽しみ 親子は寄り添い 思いをつなぐ
――仕合せの基は 和のある家庭――
    真理に生きる家の姿(存在)と申す

「信者の道」を歩むところに
 人は誰も和心芽吹き始めて
  「仕合せ」引き出す家を手にできる
神の教え「真理」を学び深めるほどに
  「道の真理」が
       我が家の心を明るくする
夫婦仲良く 会話を楽しみ
    親子は寄り添い 思いをつなぐ
――仕合せの基は 和のある家庭――
  真理に生きる家の姿(存在)と申す

『真実の光・神示 平成21年版』108ページ(中略あり)