夫とは50年以上前に、お見合い結婚。披露宴の時、夫は、参列者に勧められるがまま、お酒を飲んで泥酔。その日からでした。夫を嫌いになっていったのは…。
夫はアルコールがないと駄目な人。周りは、暴言や暴力におびえる繰り返しの日々。神の教えで「夫婦円満」と耳にするたび、「円満になりたくない」と心底思っていました。しかし、「この心がある限り、一生何も変わらない?」。つい数年前、そこに気付き始めたのです。
心を変えたくて踏み出した一歩
ある時、夫が私のことを、嫌いだと言いました。私も同じ気持ちです。「今はマイナスの私たちだけど、あなたと一緒に0、1、2…と、心をプラスにしたい」。夫にそう伝えたのが、好転の始まりでした。
神の教えを学べば学ぶほど見えてきた、夫に逆らってきた自分の姿。「私がいけなかった…」と申し訳ない気持ちがあふれ、夫に謝ると、「いいんだよ、いいんだよ」と。私が右手を骨折した時は、お箸を持ちづらいだろうからと、魚の小骨を全部取るなど、かいがいしく支えてくれたのです。その頃には、私の心からは、不平も不満も、責める心も…、全部消えてなくなっていました。
夫との関係が変わると…
何十年も苦しんだのは、何だったのか…。信じられないほど軽くなった心。夫婦関係の変化が、仕事においても大きな喜びをもたらしてくれたのです。
看護師として40年以上働いてきて、私ももう70代。定年を過ぎたものの、「ずっといてほしい」と声を掛けていただき、出勤日数を減らして、健診の仕事をしていました。そんな中、人様のお役に立ちたい思いが募り、看護協会に申し出たところ、ボランティアで介護施設に行くことに。その後、「こちらでも働いてほしい」と強い要望を頂いて、採用の流れになったのです。
「あなたが来る日は楽しみ」「大好き!」などと声を掛けてくださる、利用者さんたち。これまで誰とも話さなかった方が挨拶をしてくれるようになったり、最初は文句を言っていた方が、心を開いてくれたり。うれしい変化もたくさんあり、スタッフの方から、「あなたが来てから、施設が明るくなった」と言っていただきました。
家庭も、健康も、仕事も守られて
年を重ねるほどに増していく、人から求められる喜び。味わったことのない感覚です。私自身は特別なことはしていませんが…、以前と違うのは、常に気持ちが明るく、はつらつとしていることです。
仕事に行く前も、家に帰ってからも、夫とのやりとりで元気になれる私の心。夫はお酒をやめてジムに行くなど、夫婦そろって健康に過ごす毎日にも感謝です。家庭も、健康も、仕事も、一つ一つ神が守ってくださっている実感。神の教えの素晴らしさと奥深さを感じています。
「教え」を学び 「教え」に生きるほど
人の心は安定し 「道」欠く心の動きは消えてゆく
家族への愛はますます深まり 感謝心が家庭を包む
「教え」のある家庭に 人の心(運命実体)は磨かれ 社会を「正道」へと導く
品性高き人(存在)が育ってゆくのである
「教え」を学び 「教え」に生きるほど
人の心は安定し
「道」欠く心の動きは消えてゆく
家族への愛はますます深まり
感謝心が家庭を包む
「教え」のある家庭に
人の心(運命実体)は磨かれ
社会を「正道」へと導く
品性高き人(存在)が
育ってゆくのである
『真実の光・神示 平成29年版』112ページ(中略あり)