昨年末に行われた、社内のクリスマスパーティー。始まる前に、トップマネジャーから、年間ベストスタッフの発表がありました。「この賞をもらうのは、この人しかいないでしょう!」。その言葉の後に呼ばれたのは…、何と私の名前だったのです。
「満場一致であなたに決まった」と、ある部門長が耳打ちして、私の受賞を一緒に喜んでくれました。私は本来、会社の規定でベストスタッフに選ばれる対象ではないのに…。あまりに予期せぬご褒美でした。
自分の立場でできる教えの実践
私の職場は、会員制のゴルフクラブ。40名ほどの従業員がいる中、日本人は私一人で、主に経理業務を担っています。そんな日々の中で欠かせないのが神の教え。「出会いを生かす」「相手に温かい関心を示す」など…。異国の地でも、相手がどんな人でも、神の教えがあれば、必ず喜びを味わえることを何度も体験してきました。
例えば、取引先から、未払い金の催促メールが届いたとき。個人攻撃を受けているわけではなくても、責め立てられている感覚に…。でも、「お金を集めるのが相手の仕事。少しでも早く実現するように、自社内でできることに努めよう。それが私の仕事」と、ふっと気持ちが切り替わる。そんな不思議を味わうのです。
仲間に助けてもらったときには、「ありがとう」だけでなく、「すごく助かったよ。ありがとう」と本心からの感謝を。気持ちがふさいでいそうな同僚に、「紅茶、飲む?」と声を掛け、祈願しながら入れることもあります。「こんなにおいしいとは!」と喜ばれ、「Made with loveだからよ(愛を込めているからよ)」と笑顔で返す私です。
こうした毎日の中で得られた、たくさんの出会い。夏の暑い日も、土砂降りの日も、笑顔とジョークを交わしながら、仕事に励む若い男性スタッフ。どんなに忙しくても、私の話に耳を傾けてくれる同僚。周りの人に「ありがとう」でいっぱいです。体も元気いっぱいで、ここ7年ほどは病気で休んだことがありません。
ことしも感謝であふれた一年に
今回の受賞を、イギリス人の夫と14歳の娘に、感謝とともに伝えると…。娘は、自分のことのように誇らしげな表情を見せてくれました。一方、夫の第一声は、意外にも「I am not so surprised(そんなに驚かないよ)」。続けて「家の中でも、やるべきことをきちんとやってくれているから」と言って、「Well done!(よくやった!)」と、最高の褒め言葉を添えてくれたのです。
「ありがとう」を伝えられる相手。それが多ければ多いほどいいんだな…と、最近感じます。なぜなら、それだけ「自分に関わってくれた人がいる」ということだから。今年は去年以上に、周りに「ありがとう」を伝え、「ありがとう」を引き出せる私に。新年から、わくわくが止まりません!
感謝の思いで 人・物の存在を受け入れられる時 人は皆 奉仕の心に生きている
出会いはますます深まり 互いの運命を重ね 補う 関わりが持てる
仕事に成果を上げる人は皆 多くの出会いを生かし 奉仕する心に満ちている
自ら相手を受け入れ 関わる気持ちが 働く意識を生み出し 成果につながる
感謝の思いで
人・物の存在を受け入れられる時
人は皆 奉仕の心に生きている
出会いはますます深まり
互いの運命を重ね 補う
関わりが持てる
仕事に成果を上げる人は皆
多くの出会いを生かし
奉仕する心に満ちている
自ら相手を受け入れ 関わる気持ちが
働く意識を生み出し
成果につながる
『真実の光・神示 令和4年版』163ページ