息子たちからかかってくる電話。「母ちゃんは?」「今いないよ」。どこの家庭もそんなものだろうと思いつつ、「自分には何も言わないんだな」と、少し寂しく感じていました。
息子夫婦のけんかをきっかけに
私は元来、言いたいことを素直に話せず、「あなたのおっしゃるとおり」と言うタイプ。半面、思いどおりにならないと内心イライラ。そんな中、ショックな出来事がありました。息子夫婦のけんかの仲裁をしていたところ、話が飛び火して「身勝手」と言われたのです。
何でこうなるのか? どうして我が子と心が通わないのか? イライラする気持ちを祈願するうちに、自分の心の癖に気付き始めました。「いつも人を責めている」。
少しずつ生まれてきた心の幅
自分を変えたくて、学びはより真剣に。求める気持ちが本気になると、神の教えも、心の響き方が違ってきます。次第に、責めるより先に、「自分も同じようなことをしたときがある」などと感じるようになり、カッとすることが減ってきたのです。
そんな折、長男が私に、職場の人間関係の相談を持ち掛けてきました。落ち込みがちな性格なので、元気づけるつもりでアドバイスすると、隣にいた妻から、「すごく冷静で、的確に答えていたよね。教えを学んでいるってすごいことね」と言われました。実は、長男は私と性格が似ています。だから、「息子の気持ちがよく分かる」。そういう感覚になっていた自分に気付き、うれしくなりました。
自分を変えるコツをつかんで
つい先日、我が家のWi-Fiの接続がうまくいかず、息子に相談すると、「見てやらんね!」とすぐさま来てくれました。「あ~助かった。ありがとう!」。心の芯から伝えました。その言葉に妻は驚き、「家の空気が温かくなった」と。長男は、照れくさそうにしながらもうれしそう。心が通い合っていくのを感じたのです。
息子が話し掛けてくれる、Wi-Fiの接続を助けてくれる…。小さなことですが、大きな変化。私の中から寂しさが消え、「心がつながっている」という実感が生まれているからです。
相手が変わるのを願うよりも、自分が変わる。その変え方を教えてくれたのが、神の教えでした。まずは自分が心豊かに、おおらかに。そこから相手も、毎日も変わっていく喜びを味わっています。
「教え」を心(人生)の支えに生きる努力をする
自然と心(気持ち)は安定し 物 事の見方が変わる
相手 状況を変えるのではなく 自分の心を変えることが必要
「教え」に生きるほど 「心」は変わり 生活環境が好転する
「教え」を心(人生)の支えに
生きる努力をする
自然と心(気持ち)は安定し
物 事の見方が変わる
相手 状況を変えるのではなく
自分の心を変えることが必要
「教え」に生きるほど
「心」は変わり
生活環境が好転する
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』128ページ(中略あり)