「神の教えがあれば、心を変えられる」コロナ禍の中で、私が体験したことです。
接客の仕事をしているので、ほぼ2カ月間、自宅待機になりました。人と会って話す機会が減り、実家も遠いので心細かったです。心配性の私は、ニュースを見るたびに、「仕事はいつから行けるのだろう…」などと、心が振り回されていました。
家族の応援で吹き飛んだ不安
そんな私の心を立て直すきっかけになったのが、“両親との会話”でした。「実は、またクヨクヨしているんだ…」と相談すると、「お父さんも、お母さんも心配性だよ」と共感しながら、私が幼い頃の話をしてくれました。
「予防注射の前は大泣きしても、針を刺す時には泣きやんでいたよ」「学級委員になった時も、自分にできるか心配していたけれどやり遂げたじゃない」と…。さらに、「心配性な分、責任感が強いし、先を読んで行動ができるから、プラスにしていこう」とアドバイスしてくれ、私の中にあった不安が吹き飛んだのです。
「今できること」をしてみると
家庭は、生き方を高められる最高の場。干渉されたくないと思うこともありますが、自分のことを誰より理解し、励ましてくれる家族は最強の味方です。両親のおかげで、「あれこれ考えるのではなく、今できることをやればいい」と気持ちが変わりました。
一緒に住んでいる弟と助け合い、両親や友人と連絡を密に取り合う中で、みんなとの心のつながりを感じました。「元気?」と声を掛ける相手がいること。逆に声を掛けてもらえること。それが本当にありがたかったです。
神の教えのとおり、「人は一人で生きているのではない。生かされている」と実感しました。
心一つで世界が違って見えて
今は、仕事も再開しました。心が明るいからか、世界が以前とは違って見えるようになりました。先を読んで行動したり、細やかな心遣いができたり。心配性で困っていましたが、親が言ったように、この性格も実は自分の強み。これを生かしてますます頑張ります。