ことしのお盆のことでした。突然、言葉が出ない。字もちゃんと書けない…。病院に行くと、「脳に膿(うみ)がたまっている。すぐに手術が必要」と言われたのです。事の重大さに驚きながらも、腹をくくって入院。そこから退院までの2カ月間。「無駄は何一つなかった」と今、感じます。
神が心に寄り添ってくださって
術後の後遺症で、自分の名前も、誕生日も分からなくなりましたが、不安という気持ちにならない不思議。なぜか「神魂」の2文字は忘れずに書けて、神が私に寄り添ってくださっている…と心強かったです。
リハビリも始まり、少しずつ回復していたのに、2週間たっても言語障害が改善されず、むしろ逆戻り。何と再び脳に膿がたまっていて、再手術になったのです。しかも、前回の内視鏡手術とは違い、開頭手術。さすがに動揺したものの、「治すしかない」「見つけていただいて感謝」とパッと気持ちが切り替わりました。家族もどれほど不安だろう…と思うと、明るく支えてくれる夫や子供たち、母に感謝。医師や看護師さん…、全ての方に感謝が込み上げて、涙が流れました。
神の教えで気付いた修正点
そこからの回復は早く、言葉が話せて、携帯の文字が打てて…と、手応えを感じました。ところが、その後、治療の副作用で肝臓が炎症を…。
入院が長くなる。でも、起きたことを素直に受け入れる心でいました。もう一度、神の教えで振り返っていく中で、気付いた過去の自分の姿。脳の薬が変わった時に、「この薬、私に合わないのでは」とよぎったのです。感謝が足りなかったんだなあ…と反省し、心を軌道修正。その瞬間、安心感に包まれていました。不思議とここから治療効果が上がり、胃もたれや吐き気などがきれいになくなったのです。
「人生の貸し主」になれた実感
脳の腫れも経過が良好で、肝機能の数値も良く、程なく退院へ。展開の速さに驚きつつ、本当にうれしかったです。看護師さんや薬剤師さんも、次々と私の所に来て、泣いて喜んでくださいました。「あなたの前向きさで、私たちも頑張ろうと思えた。すごい存在感で周りを明るくしてくれた」「退院はうれしいけど、病棟が暗くなっちゃう」など…。温かい言葉に、心から感謝でした。
神の教えで「人生の貸し主になる」と学んで以来、家でも、職場でも人の役に立とうと心掛けてきたつもりです。でも、今回のことを通して、多くの支えをもらっている「借り主」であることを実感。同時に、ささいな心遣いでも、人に役立てることを知りました。「貸し主」としての人生を磨こうという思いが、ますます深まっています。
神示は 神が一人一人の心に語り掛ける「人生の真理」
ゆえに 読み込むほどに 人間の心は 明るく 強くなる
「教え」が信者の心(人生)に 真の健康を引き出す
心は ますます愛に満たされ 潤い 感謝の思いに包まれてゆく
「教え」を人生の支えにできたとき 人は皆 神の手の中 「夢」を持って生きている
神示は
神が一人一人の心に語り掛ける
「人生の真理」
ゆえに 読み込むほどに
人間の心は 明るく 強くなる
「教え」が信者の心(人生)に
真の健康を引き出す
心は ますます愛に満たされ 潤い
感謝の思いに包まれてゆく
「教え」を人生の支えにできたとき
人は皆 神の手の中
「夢」を持って生きている
『真実の光・神示 令和3年版』53ページ(中略あり)