「あと数日の命です」。昨年3月、危篤状態に陥った私を見て、医師は妻にそう言ったそうです。私は、転移性肺腫瘍に侵されていました。
不思議な流れで見つかった病
昨年から、ひどくなり始めたせき。持病のぜんそくかと思いましたが、治療しても一向に収まらず、食事はおろか、トイレすらも一人で行けなくなりました。
感染症などの検査をしても、原因は不明。あまりのつらさに再度、病院に駆け込んだところ、診てくれた医師が「厄介ながんかもしれない」と。そこから全身検査を受け、ようやく肺の奥の端っこにがんが見つかったのです。すぐ治療を始めたものの、既に進行していて、効果を待たずに危篤になってしまったのでした。
元気になると忘れていた「和」
5日後に目が覚めて初めて、妻から状況を聞きました。「二度も神に命を救われた」。ただただ感謝が込み上げてきました。というのも、その昔、脳内出血を起こした時も、後遺症が残らず、奇跡的に回復。当時、神を信じていなかった私ですが、それをきっかけに信者となり、教えも学び始めました。
しかし、よくよく心を振り返ってみると、喉元過ぎれば…という状態の私でした。「元気になると、わがままを言っていたな」と気付いたのです。家庭を顧みず、やりたいことをやる。人との和を欠いた心は、自分の体にまで影響し、心身の不調和を生み出していたのです。
神が下さった大きな心の実り
それからの日々は入院、そして自宅療養。はたから見れば、「1年の大半が治療だなんて…」と思われるかもしれませんが、私としては、何物にも代え難い、大きな心の実りを頂いた1年。「一人では生きられない」という神の教えが、ここまで心に深く染み込んだことはありません。
「和」を大切に。特に妻には、感謝の気持ちを向ける場面が増えました。子供や孫たちの話に耳を傾けているだけで、「仕合せだなあ」としみじみ感じます。
心が穏やかになれた実感
検査の結果、再発もないとのこと。今では、シルバー人材センターの仕事ができるまでに回復しました。「無理しなくていいよ」という仲間の言葉に優しさを感じ、和を持って取り組む思いが湧いてきます。
本来なら、見つからないまま命を落とすことも多いといわれる私のがん。治していただけただけでなく、心までこんなに穏やかになれるなんて、想像もできなかったことです。家族や周りの温かい支えと、神様の深い愛に包まれていることを感じながら、一日一日、感謝の心で生きていきたいと思います。
※この方の奥様からの「喜びの声」も、併せてご覧ください。
「教え」は 人生を正しく歩む「知恵」ゆえに 心(我が人生)に返す学びが大切
家庭のあるべき姿(真理)を知ること
我が「立場」を踏まえた触れ合いをすること
自然と 家族・縁者 友人・知人との関わりが見えてくる
人生は 「真理」をわきまえ その任を果たすところに
多くの人との出会いに支えられて 生きがいある日々が送れる
「道の真理」に悟りを得るほど
人間は 「運命」の力に「心(人生)」導かれ
真実「生きる」喜びを体験し 天寿を全うできる
「教え」は
人生を正しく歩む「知恵」ゆえに
心(我が人生)に返す学びが大切
家庭のあるべき姿(真理)を知ること
我が「立場」を踏まえた
触れ合いをすること
自然と
家族・縁者 友人・知人との
関わりが見えてくる
人生は 「真理」をわきまえ
その任を果たすところに
多くの人との出会いに支えられて
生きがいある日々が送れる
「道の真理」に悟りを得るほど
人間は 「運命」の力に
「心(人生)」導かれ
真実「生きる」喜びを体験し
天寿を全うできる
『真実の光・神示 令和2年版』113ページ(中略あり)