No. 1279

「温かい家庭」を求めて
今、動き始めた親との時間
(宮城県KS/60代女性/パート)

私が幼い頃から、母は家庭を顧みず、自由奔放な人。家族や親戚には、「長女なんだから、しっかりね。妹に負けないように」などと言われ続け、見合いも嫌々何度も…。私への母の接し方は、妹とは全く異なり、その寂しさで、心は張り裂けそうでした。体の不調が続いても、日増しに一人で我慢するようになったのです。 

お金もないのに家出を繰り返し、知人宅にお世話になる生活。そんな時、アルバイト先の方から、神のことを聞きました。「神様がいたら、みんな仕合せになっている」と反発する私に、その方はいつも優しく接してくれました。「神様って本当にいるのかも」少しずつそう思うようになり、3年後、信者になったのです。 

「教えを人生に生かす」とは?

神の教えを学ぶほど、我慢してきた感情があふれ、涙が止まりませんでした。ただ、「教えを人生に生かす」という感覚がなかなかつかめません。両親のことも、心では気に掛けつつも、疎遠になっていました。おまけに、もともと持っていた体の弱さがもろに出始め、お給料は全て通院代に。心は暗く、沈んでいました。 

詰まった心が流れたきっかけ。それは、教務相談でした。白か黒かで考えたり、過度に気にし過ぎたり。そうやって自分で自分の心を苦しめ続けてきたことに気付いたのです。それに神は、私の「心」に常に寄り添ってくださるご存在。「私は一人じゃない。神と共に頑張ろう」と思えました。 

どうしてなのか、自分でも全く分からないのですが…。今年の夏、ふと「親に会わなきゃな」と、背中を温かく押された感覚になりました。猛暑の中でしたが、「明日、朝一番のバスで実家に帰ろう」と強く思ったのです。 

「温かい家庭」をつくろうと

家にあった物で料理を作り、十数年ぶりに向かった我が家。両親そろって車で近くまで迎えに来てくれ、何事もなかったように3人で庭を眺めたり、手料理を食べたり。親のたわいない話をたくさん聞きました。「私も話したいことはあるけど、今は親の声が聞きたい」そんな不思議な気持ちになっていました。これまでにないほどの2人との温かい時間…。帰る時に言われた「また帰っておいで、家なんだから」の言葉には込み上げるものがありました。 

とにかく会話が苦手な私です。聞くこと、そして受け止めること。そんなことを意識する中、母から電話がかかってきました。気に入らないことがあったようで、感情的…。でも、のまれない私がいました。しかも翌日、母から「迷惑掛けたね」と連絡があったのです。初めて聞いた母の「ごめんね」。これまでよりまた少し、心が通い合っていく気がしました。 

不調続きだった私の体は、すっかり元気に。実家に行って、私の手料理を「甘い」だの「しょっぱい」だの言いながら、一緒に食べるのが何とも仕合せです。両親が家をきれいに保って、草取りもしてくれて。そんなところにも気持ちが向いて、元気でいてくれるだけで感謝。心からそう思います。神が教えてくださる「温かい家庭」。自分からつくっていきたいと、強い決意が湧いてきます。

神が世に示す「教え」に悟りを得る人は
    我が家の「心の道」をつなぎ 良き因を残す人生を歩む
 良き因は 日々の生活の中で 「道」の真理を学び 実践することで残る

神が世に示す「教え」に
       悟りを得る人は
  我が家の「心の道」をつなぎ
       良き因を残す人生を歩む
 良き因は
   日々の生活の中で
    「道」の真理を学び
         実践することで残る

『真実の光・神示 令和2年版』12ページ