No. 1221

恨みつらみの心が消えて
本当の生きる意味を知った
(大分県KT/60代女性/主婦)

「私なんて、何のために生まれてきたのだろう」そう思い始めたのは小学生の頃です。虐げられてきた子供時代。心は縛られ、我慢ばかり。その後、結婚したものの、1、2年たつと、今度は感情の起伏が激しい義母を、受け止めきれなくなりました。この苦しさを誰に話すでもなく…。そんな時、友人から神示教会のことを聞きました。心の奥底で求めていたものに出会えた…。希望が見えたことを覚えています。

「妻の役割」を心に留めて

眠れない。薬を飲んでも苦しい。不安神経症と診断され、生きているんだか、死んでいるんだか…、どちらか分かりませんでした。でも、ある日、いつものように祈願していたら、恨みつらみの心がすうっと抜けて、驚くほど心が軽くなったのです。なぜか分からないけれど、ただただ人が恋しく思えて、泣けてきました。それと同時に、義母に対する許せない心が流れていったのです。

仕合せになるには、まずは家族、夫婦から…と神の教えで学んでいます。私の役割は、妻として「家族の心を優しく受け止める」こと。でも、私の中では引っ掛かっていた夫の言葉がありました。昔、義母のことで相談した時、返ってきたのは、「おまえが直せ」。それ以来、「もう駄目だ」と夫を信用していない…、その心から直そうと努めたのです。

自分の反省点が見えてきて…

夫に挨拶しても返事がないなど、一つのことにこだわっていた自分。夫に「おまえは『そうね』ってなかなか言わないな」と言われたこともありました。そんな反省を祈願しているうちに、私の目に映る夫の姿が変わっていきました。

義母の介護に率先して関わってくれる。洗濯物を畳んでおいてくれる。一度も怠けることなく、仕事に精を出している。かつての私の曇った心が、夫の良さを見えなくしていたのでしょう。

家族と過ごす「今」が仕合せ

ある日のこと。私の友人を前にして、夫が「妻が変わった」と言ってくれました。本当にうれしくて、私も「何て良い人なんだろう!」と思いました。

90代の義母と夫と私。3人で食卓を囲める時間が「仕合せ」。過去の私にはとても想像できなかった人生を歩んでいます。以前はほとんど我が家に来なかった息子家族が、ことしは久しぶりに来てくれたこともうれしかったです。「和のある家庭」その姿を求めて、夫と偉光会館に出入りし、肩を並べて学べる今に、大きな喜びを感じています。神と出会えたおかげで、仕合せになることこそが、自分の生まれた意味と知りました。もっと生きる喜びを味わうために、笑顔で前進する毎日です!

神にすがるその訳(理由)は 人との出会いを生かすがためなり
 我が「身(人生)」の分 立場を悟りて 家族に触れよ
 自然と家族の「心」重なり合って 「運命」が光り輝く「家」と成る

神にすがるその訳(理由)は
   人との出会いを生かすがためなり
我が「身(人生)」の分 立場を悟りて
            家族に触れよ
 自然と家族の「心」重なり合って
   「運命」が光り輝く「家」と成る

『真実の光・神示 平成23年版』41ページ(中略あり)