No. 1237

イライラする毎日が一変!
自分も相手も変わった実感
(長崎県KN/60代女性/主婦)

私は、夫のやることなすこと、全てにイライラしていました。人の話を聞かないし、何かと批判的な態度ばかり取るのです。 

ある時、勉強会の中で聞いた「相手の姿は自分の姿」。その言葉にハッとしました。自分のことをよ~く考えてみると…。私だって「この前言ったでしょ。聞いておらんやったと?」と夫を批判。運転中も「あの車、マナーがなってない」と他人を批判。そういう自分の姿がだんだん見えてきました。私たち夫婦は、似た者同士だったのです。 

「愛は愛を呼ぶ」と心に留めて

「愛は愛を呼ぶ」。かつて供丸姫先生が言われた言葉を思い出しました。「もし、私が愛のある人になったら、夫はどうなるだろう?」と考えたのです。 

振り返れば昔、夫に「おまえも畑に来い」と言われたことがあります。私はリウマチなので草むしりは嫌。それに、畑に行くと、疎遠になっている兄嫁に会うから憂鬱(ゆううつ)。でも、「夫が求めていることだから、ちょっと畑に行ってみようかな」と思いました。 

朝から一生懸命おにぎりを作っていたら、夫がチラチラ見てきます。「私も一緒に行くけん」と言うと、見たことのないニコニコ顔! 畑仕事を手伝っていても、「私にできないことをやってすごいな」と、夫の姿がとても立派に見えたのです。

兄嫁との関係まで好転

人を批判ばかりしてきた私は、人の好き嫌いが結構ありました。兄嫁もその一人だったかもしれません。若い時から気が合わず、ほとんど会話がなくなって40年もたっていました。でも、足が悪い兄嫁を見た時、思うように作業ができずにつらいだろうなと感じました。

「こけ生えとるから、取っとくよ」「草取り私がするけん」と声を掛けてみました。「生えてても、私は転んだことないし」などと言われましたが、そのうち、私の姿を見るたびに手を振ってくれるようになったのです。今では「なすび置いとるけん、持って帰って」と言ってくれたり、世間話で笑い合ったり、それはそれは仲良くさせてもらっています。 

気兼ねなく普通にやりとりできるというのは、何て気持ちがいいものでしょう。どうして今までこういう関わりができなかったのか。相手の人柄を思い違いしていたのかなと反省しました。 

夫に「私、変わった?」と聞いてみると、「まあるくなった」と。ちゃんと見てくれているんだと、うれしくなりました。今では外を掃いてくれたり、ごみを捨ててくれたり、優しさをとても感じます。自分が変われば相手も変わる。もっと愛ある言葉、態度が自然に出てくる私になりたいです。

「真理」に生きるほど 心は安定し 相手に心重ねて「生きる」ゆとりが持てる
 人を憎み 批判する心は 我が心の姿を乱し 実体を下げてゆく
 「教え」を心の支えにできる人は皆 心明るく 妥協し 奉仕に「生きる」人と成る
 感謝の心が身に付くほどに
    人は奉仕に生きがいを感じ ますます神に心近づき 重ね 愛心に包まれてゆく
 「教え」が今ある心(人生)を変えてゆく

「真理」に生きるほど 心は安定し
    相手に心重ねて
      「生きる」ゆとりが持てる
 人を憎み 批判する心は
     我が心の姿を乱し
          実体を下げてゆく
 「教え」を心の支えにできる人は皆
    心明るく 妥協し
      奉仕に「生きる」人と成る
 感謝の心が身に付くほどに
  人は奉仕に生きがいを感じ
    ますます神に心近づき 重ね
         愛心に包まれてゆく
 「教え」が
    今ある心(人生)を変えてゆく

『真実の光・神示 平成29年版』194ページ