4年ほど前に義父が亡くなり、時間をつくっては、一人暮らしの義母の所に顔を出していました。ところが、義母は義父の介護疲れと一人になった寂しさからか、被害妄想や幻覚がひどくなったのです。夫が様子を見に行った時は、私をののしる言葉を口にしていたそうで、夫に「会いに行かないでくれ」と言われてしまいました。
長年、神の教えを学んできた私です。「お義母さんに何か言われても大丈夫。笑顔で対応できる」と返したら、「お母さんがこんな状況なのに、笑っていられるのか!」と夫が激怒。すぐ謝り、義母の家に行くのは控えるようにしました。
「夫にとっては…?」を考える
義母の症状は日に日に悪化。医師の診断を受け、高齢者マンションに入居することになりました。当初は気に入っていた義母ですが、そのうち「やっぱり家の方がいい」「こんな所に入れられて!」と私たちを責めるようになった…と夫から聞きました。
いつも以上に、真剣に夫の話に耳を傾けました。「お母さんがこんな状況なのに、笑っていられるのか!」と言われたのをきっかけに、私はこれまでの自分を振り返るようになったのです。考えてみれば「そんなこと」が口癖の私。夫にとっては「そんなこと」ではないことも多くある…と、思いを巡らせました。夫は義母のことを口では「嫌だ」と言うこともあるけれど、やっぱり大切な母親のはず…と感じたのです。
義母の変化から感じる神の実在
夫の思いを酌みながら会話するほど、お互いの心が重なっていくのを感じました。そして、「義母にとっても大切な息子のはず…」という思いも深まったのです。そんな中、読書好きな義母から、「本が読みたい」と夫の所に連絡があったと聞きました。2人で話し合い、教会図書を届けることに。信者ではない義母です。実は、私は嫁いだ時から神の話をしていたのですが、興味を示したことはありませんでした。ところが、今回は喜んで教会図書を受け取ってくれ、「こんな素晴らしい本に出会ったことがない。教会に行きたい!!」と弾んだ声。その後、信者籍を置いたのです。
今、義母のマンションを訪ねると、何度も読み込んでふっくらとした『生命の歩み』があります。この神に出会ってから、「ちょっと親切にすると気持ちがいい」「人の役に立ててうれしい」と言うように。そんなうれしそうな姿は、数カ月前には想像できませんでした。
「今が一番仕合せ」と笑顔で話す義母。自然と周りを明るく、楽しい気持ちにしてくれます。前は人付き合いが苦手で、「いつ死んでもいい」と嘆いていたのに、「もっと生きて神の教えを学びたい」とも! 被害妄想や幻覚の症状はピタリとなくなり、その元気さに私たちの方がビックリ。うれしい変化を夫と2人で喜び合いながら、神の手の中で、家族の絆が深まっていることを感じています。
家族で教えを学ぶこと(真実)
自然と 家族の会話が増えて 悩む思いは消えて行く
病気も 事故・災難を受けることもない 平和な家庭に成ってゆく
この環境に 人の心(運命実体)は安定し 真の「健康な姿」を悟る
家族で教えを学ぶこと(真実)
自然と 家族の会話が増えて
悩む思いは消えて行く
病気も
事故・災難を受けることもない
平和な家庭に成ってゆく
この環境に
人の心(運命実体)は安定し
真の「健康な姿」を悟る
『真実の光・神示 令和4年版』28ページ