No. 273

見えないけれど大切なもの
人の支えを頂いて力を発揮
(石川県MH/20代男性/設計技師)

中学生の頃から自然や環境に興味があった私は、大学でエネルギーについて学びました。就職も、学んだことを生かせる企業を志望し、今の会社に入りました。

ところが、配属されたのは下水道部。希望した部署ではなく、落ち込みました。しかし、日頃学んでいた神の教えから、「まずは、与えられた環境でやってみよう」と、気持ちを切り替えられたのです。

教えから頑張るエネルギーを

そういう気持ちで働いた入社2年目。下水道管を新設する仕事を任せられました。1年がかりの大きなプロジェクト…。知識が浅く、経験も未熟な自分には、器を超えたものでした。そのプレッシャーを上司や先輩に伝えられず、一人で抱えてしまって、とても苦しかったです。

そんな私をいつも気遣い、励ましてくれたのが家族でした。教えを学ぶと、悩んでいる自分にピッタリで涙がこぼれました。不思議と、「頑張ろう!」というエネルギーがどんどん湧き上がってきたのです。

「素直、正直」に生きる大切さ

「素直、正直に思いを伝えよう」と、上司にありのままの気持ちを話しました。すると、何かと気に掛けてくださることが増えました。難しいと感じた仕事は、正直に伝え、教わる中で、意思の疎通がスムーズになり、人間関係も良くなったのです。業務量は変わらなくても、自分の心が、前向きに変わったからだと思います。

無事に工期を終え、お客さまから喜んでいただけた時には、やり遂げた充実感と周りの方への感謝で胸がいっぱいになりました。

青年対象の「友輝会」で学んでいるように、「素直、正直」に生きる大切さを実感。背伸びをせずに、周りの協力や支えを頂きながら精いっぱい頑張ると、自分の力を発揮できることに気付いたのです。

夢は、技術と共に信頼される人

下水道は目には見えませんが、人々の生活に欠かせないもの。そこに携われる誇りを持って、日々取り組んでいます。

入社6年目の今は、仕事の内容も一段上がり、難しさが増しています。大変ですが、心が折れることなく頑張れるのは、神の教えを学んでいるからこそ。以前の自分より、格段に精神的に強くなりました。

次の目標は、難関の技術士の国家資格を取ること。お客さまのニーズに的確に応えられる、芯の通った技術士を目指しています。そのためにも、まずは頂いた一つ一つの仕事に、責任感を持って取り組んでいきたいです。そして、技術だけでなく、人として信頼される自分になれるように、神の教えを心の支えに、社会に役立つ存在感を身に付けていきます。