No. 1096

「なぜ私が?」心を見詰め
後遺症が出ない不思議
(北海道CT/60代女性/主婦)

朝、偉光会館に行く準備をしていると、左肩に雷が落ちたような衝撃が走りました。その場にうずくまり、そのまま救急搬送。大動脈解離だったのです。

目が覚めた時は、集中治療室。後で知りましたが、一刻を争う状況の中、偶然、第一人者の執刀医が居合わせ、急患なのに即、準備が整い、手術できたそうです。「運が良かったですね」という看護師さんの言葉に、神に守っていただいた感謝が込み上げました。

『心の旅路』で気付く健康な心

その一方で、私の心の片隅には、ある思いがのしかかっていました。これまで偉光会館に熱心に通い、祈願も真剣にしてきたのに、「なぜ私が病気に?」。

気力が湧かず、病室でふさぎ込む私に、夫が『心の旅路101』を持ってきてくれました。めくると、私と同じ、大動脈解離の方の体験談。病から救われたこともすごいけれど、もっとすごいのは、「救われた後」でした。明るく、前向きで、感謝にあふれた姿。「心が健康ってこういうこと? 私と全然違う」。目が覚める思いでした。

答えを見つけて状況が好転

「なぜ私が?」の答え。思い当たることがありました。心配性、取り越し苦労、それにとどまらず、「投げやりな心」。子供がいない私は、老後を考えると不安でいっぱい。弟家族との関わりに葛藤し、悶々(もんもん)。そのうち、「もう考えるのが面倒くさい」。その苦しさを祈願していましたが、心から救いを求める「熱意」のようなものはなかったと思います。

それでも命を救ってくださった神。その感謝を心の底から届けた時から、不思議です。生きる気力がみなぎってきて、下がらなかった熱が下がり、炎症の数値も下がり…。あっという間に退院の運びになったのです。本当にビックリしました。

していることは同じでも…

私の入院中、夫は多忙な仕事の合間を縫って、手続きなどに走り回ってくれました。逆だったら…、ここまでできなかったと思います。この先の人生は、夫の心が休まる心遣いを、私がしようと一念発起しました。

夫の服をストーブのそばで温めておく。これまでも、していたことです。違うのは、私の気持ち。どこか上から目線だったのがフラットになった感覚で、夜は「きょうも本当にありがとう」と伝えています。明日が来るのは、当たり前ではないから、夫との一日を悔いなく終えたいのです。

夫は、遠方の身内に私の状況を伝えてくれていたらしく、たくさん見舞いの電話や手紙を頂き、「親戚が増えた?」と思うほどです。弟家族との関係も戻り、今、私の心は老後の不安より、周りへの感謝が断然上回っているのです。

医師からは、「言語障害が残り、車椅子生活になる」と言われていましたが、驚くことに何の後遺症もなく、順調に回復しています。病をきっかけに少し立ち止まり、大きく前進できた私の人生です。

「心」を明るく 強くすれば 「体」も強く 健康でいられる
 神魂に心(魂)重ねて生きるなら 人の心は明るく 楽しくなれる
 心安心感に包まれて 感謝の思いを深めるほどに 人はゆったりできる
 日々心穏やかに生きられるなれば
    人は誰も縁を深め 生きがい 喜び多い人生を歩んでゆける

「心」を明るく 強くすれば
    「体」も強く 健康でいられる
 神魂に心(魂)重ねて生きるなら
    人の心は明るく 楽しくなれる
 心安心感に包まれて
    感謝の思いを深めるほどに
         人はゆったりできる
 日々心穏やかに生きられるなれば
  人は誰も縁を深め
    生きがい 喜び多い人生を
            歩んでゆける

『真実の光・神示 平成17年版』82ページ(中略あり)