No. 254

夫と重ならない心を
教会図書から見詰め直して
(神奈川県YS/50代女性/教員)

かみ合わない会話

私たち夫婦は、結婚して20年余り。大学1年生の長女と高校1年生でダウン症の長男がいます。

夫とは、結婚当初から会話がかみ合わず「そんなつもりで言ったんじゃないのに…」と思うことが多々あり、口論が絶えませんでした。

外出自粛のため、顔を合わせる機会が増えると、ますます夫とかみ合わない状態に。頭では、和のある家庭が大切と分かっていてもどうにもならず、居心地の悪い日々を送っていました。

自分の心を振り返ってみると

それでも私は、愛ある心や、言葉遣いを心掛けてきたつもりでした。しかし、教会の発送サービスで届いた新刊図書を読み進め、あらためて自分の心を見詰め直してみると、夫に求め過ぎ、相手の立場になって考えていなかったことに気付かされました。

また、長女と会話する機会が増えたおかげで、娘が幼い頃からずっと胸に抱え込んでいたつらい思いをポツリ、ポツリと涙を浮かべながら話してくれました。互いに自我を通していた夫婦げんかが、大切な我が子に大きな影響を与えてしまったことが申し訳なく、反省してもしきれませんでした。

和のある家庭を目指して

自我の強い私に、この在宅期間は、神が「仕合せになるのよ」と手を差し伸べ、学びの時間を下さっているように思え、感謝で胸が詰まりました。この時をチャンスと捉えて、もっと学び、教えを実践できる自分を目指しています。

今は『心の正道16』を読んでいますが、「悩みを悟りに返す、夢ある人生を歩む人の姿が、ここにある」というくだりで終わる神示が、私の思いにぴったり重なります。

まだまだ、言わなくてよいことを言ってしまったり、前進しては戻っての繰り返しです。でも、一歩下がったとしても、大切なことに気付けたのなら、「心の成長」とポジティブに受け止めて、和のある家庭を目標に頑張ります。