No. 250

在籍2カ月で新たな決意
自分を変え家族の調和に
(兵庫県ST/40代男性/建設作業員)

妻は、小学生だった長男を連れて私と再婚しました。長女も生まれ、長男の所属する野球クラブの応援に、いつも2人で駆け付けるなど、夫婦円満だと思っていました。

妻との会話がなくなり始め

ところが、長男が高校を卒業して家を出ると、次第に妻は私を避け、会話がなくなっていきました。互いの仕事の時間帯が違い、理由も聞けずじまいです。「どこが悪いのか?」悩む私の頭に、ふと昔よく通ったラーメン屋のおかみさんの、温かい笑顔が浮かびました。

久しぶりに行ってみると、「何かあったの?」と懐かしそうに声を掛けてくれました。妻とのことを話すと、「夫として、父としての生き方を学べるから…」と、神の館に連れて行ってくれたのです。

初めて学んだ感想は、「分かるけど…」でした。自分から歩み寄っていくのは、妻に負けるような気がしたのです。

借りた教会図書を読んで、「自分もこうなれるのかな?」とおかみさんに聞くと、「変われるよ」と自信たっぷりに言われました。それから2、3回教会に足を運び、学んでみました。

我が身を振り返ると

ある日、神の館に行こうとすると、小学生の娘が「教会に行くと、お父さんが明るくなるから…」と付いてきたのです。小さな娘に心配を掛けていたことを猛省。「しっかりしなければ…。やり直そう」と強く思い、教会の信者となりました。

コロナ禍の影響で授業が休講になったので、教会図書を読み、メルマガ登録をして配信動画も視聴するように。

するとある日、驚くような心の変化がありました。「妻や子供たちの役に立つことをしよう!」と思い立ち、結婚して初めて風呂掃除をしてみたのです。

相手を思いやる心に救われて

ピカピカになって「よし!」と思った瞬間、ずっと重かった自分の心が軽くなっていました。

「家族に喜んでほしい」何をするにも、この思いが欠けていたことに初めて気付いたのです。相手を思いやって家族に触れる大切さが、身に染みました。

信者となって2カ月。確実に自分の心の変化を感じて、とてもうれしかったです。もっと学べば、もっと妻の気持ちが分かるようになるはず。「家族みんなで仕合せになりたい」これが今の目標です。