No. 1082

自分流は通用しない?
出会いを深める最善策は…
(茨城県MS/50代女性/音楽講師)

人付き合いのコツは、「相手を信頼し、感謝を伝えること」。神の教えを基にした、自分流の世渡り術。音楽講師として多くの人と関わってきた私です。息子たちが通う、小中学校でのボランティアにも参加し、縁を深めてきました。

ある日、息子が同級生にからかわれ、「学校に行きたくない」と言い出しました。ここで、私の世渡り術。担任を信頼して、感謝を伝えて。当然、親身に関わってくださると思ったのに、先生は重荷を感じている様子。私は私で、「いつもの関わり方が通用しない」と自信喪失。それどころか、「ボランティアでこの学校を支えてきたのに」と悲しい気持ちになり、心が停滞してしまったのです。

絡んだ心の糸がほどけたのは…

「頼れば先生は喜ぶはず」の思いが、「求め過ぎ」に変わっていたこと。神の教えでそこに気付けると、不思議と責める気持ちは消え、絡んだ糸がほどけた思いでした。何より、一番頼るべきは夫。夫婦で話し合い、町の教育相談を受けたりするうちに、息子の心も楽になったのか、ちゃんと学校に通い始めたのです。

しばらくして、息子が「合唱コンクールでソロパートに立候補した」と言い出しました。以前の私なら、「からかわれる。やめておけばいいのに」と思ったでしょう。それが、「一生懸命やれば、みんな味方してくれるよ」と言えたのは、神の教えで正しい関わり方を知ったから。担任も友達も応援してくれ、息子は頑張り抜きました。

心が切り替わる、不思議な体験

自分流ではなく、神の教えで関わる大切さ。それを、身をもって知り、停滞していた心が前進し始めた頃、道路で転んで骨折。入院することになってしまいました。担当はとても若い先生で、一瞬不安がよぎりましたが、同時に心に浮かんだのは、毎日目にしている神示教会カレンダーの神示でした。「我が人生 一つ一つの出会い深めるほどに 光り輝く」。

教えは、一瞬ぐらつく心を立て直してくれる、まるで心の整体です。「親身になってくださる先生を信頼していこう」と心がさっと切り替わりました。スタッフの方々にもよくしていただき、本当に出会いが深まった入院生活。慣れない家事をして支えてくれた夫にも、子供たちにも感謝。何より、私の送迎なしでは学校に行けなかった息子が1人で通えるようになり、骨折を機に、全てが好転しています。そう感じるほど、私の心が豊かになったのです。

学校の先生やボランティア仲間とも、以前より縁が深まっていて、うれしいです。神の教えに重ねて築く人間関係は、自分流で築いてきた人間関係より、はるかに大きな喜びを味わえることを知りました。

神示は 人の心を優しく豊かにする
 ゆえに 神の教え学び深めて 実践 実行
    自然と皆の心 豊かに広がり 多くの出会いが生かせると申す
 生きる楽しさ味わうがよろしい
    心(思い)の強さほどほどに 神の教え身に修め 生きるが大切

神示は 人の心を優しく豊かにする
 ゆえに 神の教え学び深めて
            実践 実行
  自然と皆の心 豊かに広がり
    多くの出会いが生かせると申す
 生きる楽しさ味わうがよろしい
  心(思い)の強さほどほどに
   神の教え身に修め 生きるが大切

『真実の光・神示 平成18年版』195ページ