大学生の長女と、高校生の次女。同じ環境で、同じように育てているのに、性格は正反対。とりわけ次女は、見ていると冷や汗が出るほど、私似なのです。自分の意見ははっきり言うし、夫とは仲が良いのに、私には反抗的。神に対しても懐疑的で、ぶつかることが増えていきました。
きっかけは次女の忘れ物
ある朝、次女が、「学校に持っていかなきゃいけない物が見当たらない」と、泣きそうな顔で私に訴えてきました。朝の切羽詰まった時間の出来事に、私は怒り心頭。「だから言ったじゃないの! 何で用意しておかなかったの!?」娘の顔は、ショックと罪悪感でいっぱいです。
そのまま娘を送り、家に入ると、同居する母に呼び止められました。「ああやって責めて追い詰めたら、本人にとって良くないよ。今度何かあっても、あなたに言わず、隠そうとするかもしれない」。ハッとしました。何度も何度も勉強会に出て、「何でも本音で話せる家庭」をつくろうとしてきたのに、私が「話せない家庭」をつくってしまうところだった…と。
母のひと言で深まった気付き
よく考えると、娘の忘れっぽいところも、私似です。私も何回か失敗するうちに、前日から準備するクセがついたことを思い出しました。それに、マイペースな母にはイライラすることもあったのですが、今回の的確なアドバイスのおかげで、「母も、こうやって愛情を持って育ててくれたんだな」と、感謝の思いも湧いてきました。
ある日、娘がまた忘れ物。車で慌てて届けに行った時、物損事故を起こしてしまいました。娘は、自分のせいで…と思ったのかもしれません。見違えるように変わり、朝は早く出て、忘れ物もなくなりました。私自身も、出掛ける前には「焦りの心が出ないように…」と、これまで以上に真剣に祈願、祈願…。気付くと娘も、私の隣で祈願しているのです。
似ているから、気持ちが分かる
私と似た性格だから、次女の気持ちがよく分かります。反抗するのも、娘なりの言い分があるのだろう…と思いながら耳を傾けると、いろいろな事情を話してくれます。「誤解してごめん、ママが悪かった」と、昔の私には絶対言えなかった「ごめんね」も言えるようになってきました。
そんな変化を実感するきょうこの頃。夫とのけんかも減り、娘たちを見れば、私の両親とも今までより楽しそうに話していて、最近、我が家の空気が和気あいあいとしています。「和のある家庭」に近づいてきた喜びが込み上げてきます。
親子の心(人生)をつなぐのは信頼
「心の道」を共に歩む親子のつながりは 「教え」のある家庭に自然と深まってゆく
神示を夫婦で学ぶほど 人としての「心の姿」が見えてくる
「道」欠く心の動きも自然と消えて
家族の運命を重ねて生きる 和のある家庭が手に入る
親子の心(人生)をつなぐのは信頼
「心の道」を共に歩む
親子のつながりは
「教え」のある家庭に
自然と深まってゆく
神示を夫婦で学ぶほど
人としての「心の姿」が見えてくる
「道」欠く心の動きも自然と消えて
家族の運命を重ねて生きる
和のある家庭が手に入る
『真実の光・神示 平成30年版』41ページ