息子が大腸がんステージ2と診断され、半年後には肺に転移。先々の不安で苦しくなりました。
しかし、必死に教えを学び、揺れる思いを神に語っていくと、落ち着きを取り戻し、現状を受け止められました。「一番つらいのは息子本人。私は母親として、明るく、強い心で息子や家族を励ましていこう!」という思いに変わったのです。心が救われる奇跡を味わいました。
病を機に深まった家族の絆
そんな時、息子の嫁から連絡が。「お母さん、すみません。私が付いていながら、こんなことになって…」と打ち明けてくれました。私は、「何を言っているの。あなたがいてくれたおかげで、息子はここまで来れたのよ」と伝えました。
嫁もどれほどつらかったことか…。私たちとご縁があった嫁に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
病気になるまで仕事一筋だった息子は、「お母さん、僕たち、夫婦でいっぱい泣いたよ。がんになってよく分かった。一番大切なのは、命と家族だってことがね」と、話していました。
その後、息子は、がんの摘出手術を無事に受け、元気に退院。今は、孫のかわいい様子を教えてくれ、喜びと安心感を私たちに届けてくれます。
どうすべきか気付けるありがたさ
息子の病は苦しい出来事でしたが、家族で支え合えることが一番ありがたいことと、あらためて気付かせていただきました。
元日に表された祈願祭のご神示で教えていただいたように、家族みんなで神の教えを常に意識し、共有して生きる大切さを、心から感じています。
家族と過ごせる時間を当たり前と思わずに、声を掛け、愛をかけ、教えに重なった家庭を築く努力を続けたいと思います。