店員さんとのやりとりで
先日、ドラッグストアに買い物に行った時のことです。
欲しい商品が見つからず、品出し作業中の店員さんに置き場所を尋ねると、「私は、きょう入ったばかりで分かりません。多分、あちらではないですか…」との返答。「えっ!」と思うと同時に、「あちらってどこ? 一緒に探してくれる人もいるのに」と責める気持ちが出ました。
相手を察して優しい思いが
私も長年、接客業をしています。ふと、初めてお店に立った時、作業に追われてゆとりがなく、「誰も話し掛けないで~」と思った記憶がよみがえったのです。その方の緊張でいっぱいの気持ちを察することができて、心が穏やかになっていきました。
品物が、ちょうど店員さんの近くに見つかったので、「ここにありました、ありがとう」と声を掛けると、店員さんからも、明るい声で「よかったです」と返事が。
心の動きを見詰め直すと…
私は、こうあるべきという自分の考えが強く、相手が意に沿わないと、心で責め、不満に思っていたことに気が付きました。
家庭では、それが言葉や態度に出ていました。家族の意見を耳にしても「いやいや、こうあるべきだから…」と自分の考えを優先し、聞くゆとりも、言ってくれたことへの感謝もなかったのです。イライラ、カリカリして、調和からは程遠い心根でした。
ゆとりが生まれて穏やかに
神の教えで、「一瞬の心の動きが、今後の人生を左右する」と学んでいます。そこで、この気付きをきっかけに、「相手の言葉や態度にのまれないように」「人の心を大切にできるように」など、広く大きな心になりたい思いを神に語り、今まで以上に意識していきました。
すると、相手の意見にも「なるほど」と思えるようになってきました。家の中も、格段に穏やかな雰囲気になりました。
きっかけに感謝!
仕事をしていると、「今は大変でしょうけど、頑張ってくださいね」と声を掛けてくれる人もいます。半面、不安から言葉も態度も荒い人もいますが、誰にでも温かく関われるように心掛けています。
何げない店員さんとのやりとりで、大切な気付きを頂けました。今後も人柄を磨きたいと思います。