No. 1057

きっかけは夫の本音
仮面愛語の自分に気付いて
(東京都MK/50代女性/主婦)

神が教えてくださる、仕合せの土台の「夫婦」はバッチリ! そう思っていた私が衝撃を受けた、夫の言葉。「僕のこと、口では大事に思ってると言ってくれるけど、何かあると、すぐに神様神様。僕がいるじゃないか!」。思いがけない言葉に、何も言えなくなってしまいました。違う、違うの。あなたが大事だから、一緒に神の教えも学んで…。言葉が出てきませんでした。

祈願で気持ちを切り替える

全く気付けなかった夫の本音。自分の本音を伝えられなかったふがいなさにも、泣けて泣けて…。祈願しながら、ふう…と気持ちが落ち着き、「夫はずっと言えなかった思いを言ってくれたんだ」と、ほっとしたような、不思議な気持ちになりました。翌朝、夫が気まずそうに、「昨日は言い過ぎた…。寝られなかったんじゃないか?」と言うので、「ううん、逆! 話してくれて安心した。言いにくかったでしょ~」。夫は笑っていました。

実は、このやりとりの少し前、神の教えで自分を見詰め直す出来事がありました。夫と意見が違うと、途中で「もう駄目、口を閉じよう」と黙り込む私。「これって本当の愛ではないのでは?」と思ったのです。

目指すは“ガラス張りの心”

神の教えで愛心、愛語と学んでいますが、私は、その場だけ気持ちよくなる“仮面愛語”ばかりを、知らず知らずのうちに使ってきました。心の奥底にある気持ちは、口に出せないのがその証拠。教務相談を受けた時、職員に言われた、「曇りのない、ガラス張りの心でいたいですね」という言葉が、心に深く残りました。

早速、それを祈願していく中で、思っていたけれど言えなかったことを、夫にふっと伝えられました。「あの時、すぐ自分の気持ちを言えば良かったって、反省してる。こんな自分を変えたくて、神の教えを学んでるの」と、これも私の本心です。夫が、「もっと何でも言っていいんだよ」と気遣ってくれて、心が軽くなりました。本音の会話ってこれ? そんな気がしました。

スタートラインに立てた喜び

夫に黙ってやるのも、黙ってやめるのも、もうナシです。どこに行くとか、そういうささいなことですが、その小さなやりとりが、夫婦の絆を深めてくれています。

私が体調を崩した時、「パパにうつしたくないから」と、ポリ袋を頭からかぶって話し掛けたら、大笑いしながら、優しく寄り添ってくれました。夫は夫で、仕事上の苦しさなど、心の底にある本音を話してくれます。私の心が日々変わるように、夫の心も変わっていく…。だから、フラットな気持ちで、夫の思いにたくさん耳を傾けたいと思います。

私が今、感じている、夫と過ごす安心感。これを重ねれば、安心感に包まれた家になるはず! 本当の夫婦を目指す、スタートラインに立てた思いです。

「教え」に生きる家庭には 夫婦の会話 心(思い)の交流がある
 自然と家族の気持ちもゆったり流れ
    互いに声を掛け合い 「運命」の力に導かれて「生きる」人が育まれてゆく

「教え」に生きる家庭には
    夫婦の会話
       心(思い)の交流がある
 自然と家族の気持ちもゆったり流れ
  互いに声を掛け合い
    「運命」の力に導かれて
          「生きる」人が
            育まれてゆく

『真実の光・神示 平成29年版』30ページ