夫と離婚したのは、2人の娘が高校生の頃です。それから20年以上、真面目に、人一倍仕事をこなし、必死で子供を育ててきました。
娘を…ではなく自分を変える
やがて長女は独立し、次女と二人暮らしになりました。この次女が、万年反抗期なのです。きちょうめんで、ぱっぱとやりたい私と違い、おおらかでのんびり。「早くしなさい!」「分かってるわよ!」このやりとりを何度繰り返してきたか…。本当は親子2人、楽しく暮らしたいのに、会話もまともにできない状態が続き、「この子はこういう子。仕方ない」と、諦めの気持ちが頭をもたげてきました。
そんなことを教務相談で職員に話した時、「娘さんにムッとしてしまう心を変えたいと、祈願していますか?」と聞かれ、ギクリとしました。私は、娘をどうにかしよう、自分の意に沿わせたいとそればかりで、「自分をどうにかしよう」とは思ってもみなかったのです。そこに気付き、祈願を変えてから数日後、仕事から帰宅した娘が、「こんなお客さんがいたんだよ」と話し掛けてきてびっくり! 「そう、大変だったね」と、久しぶりに会話が続いたのです。
肌で実感した私と娘の変化
「お母さん、仕事し過ぎ」と娘に言われても、「しっかり仕事をするのは当たり前でしょ!」と耳を傾けなかった日々…。今思うと、私こそ心で反抗ばかりしてきたのかもしれません。ある日、娘に「足腰が痛いのに、そこまで働かなくていいんじゃない?」と言われました。不思議とこの時は、「もう年なんだから、自分の体を大事にして」という娘の心が優しく染みて、「ああそうだな」と思ったのです。「子供から心配される立場になってきたんだな」と。
だから、助けてもらえるところは、助けてもらって、仕事も少し減らしながらやっていこうと思いました。気付くと心が軽くなっていました。
親子でいられるのは今生限り
時々、娘の様子にウッと思うこともあります。でも、「片付けしなさい!」などとは言わなくなりました。「これ、もう要らないんじゃない? ごみの分別が分からなかったら、お母さん手伝うね」と言うと、「分かったー」と返ってきて、けんかにならないのです。
娘が反抗していた理由。それは、「子供が反抗するような関わり」を親の私がしてしまっていたから。そこに気付いた時から、全てが変わっていきました。娘は今、仕事を終えるとサッサと帰宅し、いろんなことを私に話してくれます。長女も、「実家に帰るとほっとする」と言ってくれるようになりました。
娘たちと「親子」として過ごせるのは、今生限り。そう思ったら、この家族が余計にいとおしくなります。たった一度の人生なのに、けんかばかりで終わってはいけない、大事にしようと心に固く誓っています。
家族で「教え」を学び
家庭の中での立場と任 それぞれの「あるべき姿」を知って
正しい関わりを深めることが必要
「教え」で家族それぞれが触れ合うほどに
自然と家族の会話は重なり 増えて 「真実の愛」が家族の心に芽吹く
「教え」が家族の心を一つに重ね 支え 補い合って「生きる」心(愛情)を強くする
家族で「教え」を学び
家庭の中での立場と任
それぞれの「あるべき姿」を
知って
正しい関わりを深めることが必要
「教え」で家族それぞれが
触れ合うほどに
自然と家族の会話は重なり 増えて
「真実の愛」が家族の心に芽吹く
「教え」が家族の心を一つに重ね
支え 補い合って
「生きる」心(愛情)を強くする
『真実の光・神示 令和2年版』15ページ(中略あり)