No. 1904

心の向きが変わったら
みんなが安らげる家に

(沖縄県CG/50代女性/公務員) 

息子が高校生の頃、荒れていた時期がありました。帰ってこない日が続くだけでなく、親子の会話すら成立しないのです。「どうしたんだろう」と心配でたまらないのに、「そういう時期もある。大丈夫だよ」と素っ気ない夫。不安な気持ちに加えて、私の苦しさを理解すらしない夫に対して不満も募り、つらい毎日を送っていました。 

心の向きがガラリと変わった!

この苦しみから逃れたくて、何度も偉光会館へ。学ぶ中で見えてきたのは、夫への感謝のなさでした。以前、うつ病を患った時、どれだけ支えてもらったか知れないのに、時間がたつにつれて、感謝が薄れるばかり。家事をしてくれても、ああして、こうしてと求めて、「ありがとう」はナシ。夫にしてみたら、せっかくやっても、私の価値観を押し付けられて…。気分がいいわけない! 申し訳なさでいっぱいになりました。 

思いを感じ、寄り添うと…

思いどおりにしないと気が済まず、“求め過ぎる”のが私の欠点。そこを祈願すると、“きちんとやること”より、“相手に寄り添う”方がもっと大事、と心の向きがガラリと変わったのです。 

今までは、家事をどこまで、何をしたかをジャッジしていた私。それが、「家族のためにやってくれたんだな」という思いが湧いてきて、夫に「食器を洗ってくれて、ありがとう」と言えました。掃除機をかけた後、中のゴミが残っていても、「あとは自分がやればいい」。心に幅が持てたら、イライラも、カリカリもなく、すごく楽になりました。それどころか、苦手な掃除も、「きれいだと、みんなが気持ちいいよね」と、楽しくできるようになったのです。 

家族の気持ちが一つに重なって

夫の気持ちにもっと寄り添いたくて、子供のことを話し合ったある日。「大丈夫だよ」の裏にある心配や思いを語ってくれました。「一緒に考えていこう」のひと言に、何とも言えない安心感が広がりました。二人で穏やかに息子を見守っていくと、本人から「この道に進みたい」との話が。親子で思いを伝え合えて以来、少しずつ会話も。息子の様子や言葉を夫に伝え、夫婦で思いを交わし合う日々でした。就職試験に臨む頃には、「悩んだら一緒に考えるから、心配しないでやりたいことをやって」と、息子を後押し。家族の心が一つに重なっているのを感じ、「何があっても大丈夫」と明るく強い気持ちで過ごせました。 

苦しめていたのは自分の心

息子なりに頑張って、希望の職に合格。夜勤もある大変な仕事なのに、笑顔で出掛ける姿は頼もしく感じます。振り返ると、私の思いが強過ぎたために、息子の心を苦しめていたのかもしれません。子供の人生を見守り、応援していくのが親の務め。心からそう感じたら、気張りが取れて、すっと楽になりました。 

夫は感覚が違う、話しても伝わらないと思っていたのも、私の勝手な思い込み。私はいつも、自分で自分を苦しめる生き方をしていたのだと思います。

安らげる家をみんなで

夫に「私、変わった?」と聞いたら、「否定しなくなった」と褒めてくれました。私たち夫婦のことを「仲が良い方だよね」と言う息子に、「当たり前だろう。だから一緒にいるんだよ」と即答した夫。最近は、リビングで3人で過ごす時間が増えました。たわいないことも話せる家族になれたことが、とてもうれしいです。心の幅をもっと広げて、もっと心が安らげる家を、みんなでつくっていきたいと思います。 

家族で「教え」を学び
 「真理」に生きる 家族の関わりが
            和心を育てる
 自然と家族の心は一つに重なり
            会話も増える
 魂が安らぐ家庭がつなぐ
          「心の道」は
    太く 強くつながり
      良き因が受け継がれてゆく

(令和5年10月23日〈中略あり〉)