(神奈川県MA/30代女性/障害者施設生活支援員)
「仕合せになるには仕組みがある」と知ったのは、大学を辞めた頃。高校時代に適応障害になり、やっと入った大学でも人間関係につまずき、2年で退学。すっかり自信をなくした私を、母が神総本部へ連れていってくれたのです。
焦らなくていいと、前を向けて
「誰にでも必ず良さがあって、その人に合わせた花咲く時期がある」。勉強会で知ると、焦らなくていいんだ…と、深い安心感が湧き上がってきたのです。“自分の良さ”は、すぐには分からなかったものの、人の心の痛みは分かる。「自分の経験を生かして、人に優しく触れていこう」。心が前を向いたのです。自ら声を掛けて、少しずつ人の輪に入っていけるようになり、仕事も始めることができました。
ドキッとしたのは、「家族との関わりが大事」と学んだ時。優しい母とは会話が弾んでも、短気な父には反発してばかり。60代で認知症を発症した際も、心配するどころか、まだ若いのに…と上から目線。嫌なところがあっても、私のお父さん。何より、父自身が一番つらい思いをしているのに、何でこんな接し方しかできないんだろう…と大反省でした。とはいえ、何度も同じことを聞かれると、つい「さっき言ったでしょ!」と突っぱねてしまうことも。やっちゃった…と反省しては、祈願で心を立て直す日々。そうして私が穏やかになるほど、父も落ち着いていったのです。
手術のことを話すか迷いが…
昨年、判明した私の皮膚がん。リンパにも転移していました。放置していたら、5年生存率は5人に1人と聞いて、頭の中が真っ白に…。しかし、不安な気持ちを祈願していると、「早く発見できて良かった」と切り替えられたのです。母も、前向きな私の様子に安心してくれました。
問題は、認知症の父に話すかどうかでした。言っても理解できず、困惑させるだけかもしれません。そんな時、教務相談で、「たとえ認知症で分からなくても、親は親。子供は、何でも素直に思いを話すこと」と確認。母と相談し、一緒に手術のことを打ち明けました。父は、混乱するどころか、「いつからなんだ?」「病院はどこなんだ?」と、ただただ私の身を案じてくれたのです。不思議なほど安心感に包まれて、“家族の力”を感じた瞬間でした。
不安なく臨めた手術は、無事に終了。現在も月1回の点滴は受けているものの、心配されていた副作用はありません。仕事にも復帰でき、「本当に病気なの?」と驚かれるくらい、元気に充実した毎日を過ごしています。
父が“大切な存在”に
病気を通して感じた、父の深い愛。思えば、私が適応障害になった時、誰よりも一生懸命、私に合った学校を探してくれたのも父でした。今も、私の姿が見えないだけで、「どこに行ったんだ?」と心配していると、母から聞きました。短気でカッとなることもあるけれど、不器用で上手に表現できないだけ。心の芯にある優しさに気付けたら、父のことが「大好き」に変わりました。
これまで心配を掛けた分、娘として、できる限りのことをしてあげたい。居心地の良い環境をつくりたい。そう思い、日常生活の介助をしたり、視力の落ちた父のひげをそってあげたり。うれしそうな「ありがとう」に、温かい気持ちが込み上げて、がんになって良かったとさえ感じます。神が表される「仕合せの仕組み」を知らなければ、我が家はバラバラだったはず。決して当たり前じゃない「家族でいられる時間」を大切に、親子の縁をもっと深めていきます。
「心(運命実体)」で生きる人間は
「教え」を学び
「真理」で実体を高める努力が必要
「教え」を学び
家庭の「真実」あるべき姿が
分かるほど
互いの運命は重なり
会話も増えて
「真実の愛」が育まれる
実体は 家庭で修正され 高められる
六つの花びらが咲く
家庭の姿を知って
「教え」を
「人生」の支えに生きる我であれ
(令和4年3月29日〈中略あり〉)
※実体;親、先祖から受け継ぐ、気質、体質、性格。また、成長過程で身に付けていく、物の見方や感じ方のこと。実体には、良いものと悪いものとがあります。悪い実体を修正するほど、自分の良さが光り、喜び多い人生を歩めます。詳しくは、『生命の歩み』127ページで確認しましょう。
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『生命の歩み』84ページで確認しましょう。

