夫のアドバイスで心が楽に
私は元々、人に流されやすい性格です。流行の物に飛び付いたり、報道や友人の一言で考えを変えたりしていました。結婚し、子供が生まれてからは、子育て中の友人の話を聞くたびに、我が子と比べては、悩んでばかりでした。
そんなとき、決まって夫がアドバイスしてくれました。我が子が離乳食をなかなか食べてくれずに悩みきっていた時も、「きっと時期が来れば食べるようになるよ。ゆったりした心で育てよう」と言ってくれたのです。
夫の存在が、どれほど支えになったことか…。夫のように、ゆとりある心を持ちたくて、私も一緒に神の教えを学ぶようになったのです。
共に学び、会話するうちに
そんなある日、乳幼児を育てる親向けの勉強会で「子供は親の思いどおりにならない」と学び、ハッとしました。「こんなふうに成長してほしい」と、自分の強い思いで子育てをしていたことに気付いた瞬間でした。
「子育てには、夫婦の会話が何より大切」と学び、日々の出来事を何でも夫に話し、困ったことは相談するように。そのうちに、人の言葉に流されたり、我が子と人を比べたりすることが減っていったのです。
先日、娘の幼稚園でマラソン大会がありました。運動が得意でない娘は、後ろの方を走っていました。今までなら「遅くて恥ずかしい。もっと速く走って!」などと思っていたはずです。
それが、ニコニコと楽しそうに走る姿に、いとおしさが込み上げ、涙がこぼれました。最後まで走り抜いた娘を、心から褒めてやれたのです。
今では、ママ友から「うちの子は運動が苦手なので、運動教室に通わせる」と聞いても焦ることがありません。娘なりの良さを見つけ、引き出せる親になりたいと心から思います。
こんな感じ方ができるようになったのも、神の教えあればこそ。これからも、夫婦仲良く、何でも話し合って、愛情をいっぱい注いで育てていきたいです。