(栃木県KT/60代女性/パート)
挨拶をしても無視、それなのに、私のやることなすことに大声で文句を言う。同僚の意地悪が始まって、5年は過ぎたでしょうか。上司がかばってくれたこともありましたが、関係はかえって悪化し、争い事が苦手な私はひたすら我慢するように。「仕事の間だけのこと」「一匹おおかみでいればいい」と、自分に言い聞かせてきました。しかし、ついには食事が喉を通らなくなり、夫に「もう辞めたらどうだ」と言われるほど、追い詰められてしまったのです。
正しく心を見詰められると…
その頃、「教会に行く」という夫に付いて、「信者心の基勉強会 仕事編」に出席。“奉仕心”の大切さを学び、思わず自分を振り返りました。考えてみれば、「次は何を言われるか」「こう思われたら…」などと常にビクビクし、職場での会話は必要最低限にしていた私。黙って自分の殻に閉じこもり、奉仕心とは真逆の心でした。自分を見詰め始めたら、自然と気持ちが前向きに。もともとは、やりがいを感じてきた仕事です。同僚の言動に振り回されず、奉仕の心で仕事に専念したいと、本心から祈願しました。本当に不思議なのですが、そうなると同僚もどことなく優しくなって、夫も喜んでくれました。
自分が変われば、相手も変わる
次第に、働く以上は必要としてもらえる自分に…と一層意欲が湧いて、それもまた祈願しました。変に同僚を意識することが減り、家の都合で続けて休むときには、思い切って自分の事情も伝えられたのです。休み明け、「どうだった?」と尋ねてくれたことを機に、普通に会話ができるように。あと半年ほどで、彼女が定年退職を迎えると聞いたのは、この頃のことです。けれど、そう聞いても、全く心が揺れませんでした。自分のやるべきことが、明確になっていたからだと思います。
彼女との関わりを通して、私は、少しずつ気持ちを言葉にできるようになりました。上司に対しても、「こう思いますが、どうでしょうか」と伝えられるのです。自分ではとても言い出せず、人に言ってもらっていた以前を思うと、大きな変化。心や体のこわばりが解け、スムーズに動けている感覚が、本当にうれしいです。彼女が退職を迎えた時は、一緒に食事へ。何のわだかまりもなくお別れできて、大きなご守護と感じました。
“気付く”から生き方に変化が
実は、私は、これまで何度も「自分を変えたい」と思いながら、なかなかできませんでした。しかし、「変わるってこういうことか」とつくづく思えた今回。大切なのは、神の教えを学び、自分の心の姿に“気付く”こととつかみました。“気付く”から、祈願も的を射たものとなり、生き方が自然と変わっていくのです。共に教えを学び、いつも味方でいてくれた夫や息子たちにも感謝。「自分を変えたい」と思っている人がいたら、「絶対変われるよ!」と自信を持って伝えてあげたいです。
多くの出会いを
一つ一つ大切に育むことで
人生に夢が持てる
「教え」に生きることで
人間は 明るい気持ちになれる
「真理」が「実体」を修正し
奉仕心が芽吹くのである
運命・実体(こころ)で生きる
人間の真実に気付いて
「教え」に生きる人間を目指す
人生の意味が体感できて
ますます 家族・兄弟・縁者
友人・知人と
心正しく関わる人間と
生(な)ってゆく

