No. 1814

「人間関係が苦痛」が一転
楽しく、明るい人生に

(山梨県YY/40代男性/契約社員) 

子供の頃から引っ込み思案だった私は、コミュニケーションが苦手。人と関わることは“苦痛”でした。職場を転々としてきた理由も、いつも人間関係のもつれ。家の中でも、母の強い言葉に威圧感を覚えて、口を閉ざしていました。父を早くに亡くしているため、誰にも悩みを相談することなく、心は内へ内へとこもっていったのです。ついにはうつを患い、原因不明の手の激痛まで発症。仕事も辞職せざるを得ず、人生のどん底にいるような、真っ暗な日々を過ごしていました。 

人との関わりはまず家庭から

そんな状態の私を見るに見かねた母が声を掛けてくれて、信者籍を置きました。それまで、神示教会のことを「宗教」と思っていた私。でも、このどん底から何とか抜け出したい…。わらをもつかむ思いでした。 

最初は難しく感じた神の教えも、繰り返し学んでいくうちに、少しずつ吸収できました。中でも、「仕事とは、人と関わって役立つこと」という教えは、「お金が全て」と給料にこだわっていた私には衝撃的でした。さらに、家族が仲の良い家庭を築けると、心がゆったりして健康に恵まれ、人と関わる意欲も枯れない。仕合せになるにも順番があると知りました。まず、家族と正しく関われなければ、外でも人間関係を築けないんだ…と、えらく納得したのです。 

恐る恐る母と会話を…

母といきなり面と向かって話すのが怖かったので、メールを送ることからスタート。だんだん不安や悩み、将来について考えていることなど、自分の気持ちを、顔を見て話せるようになっていきました。「焦らずに体を治しなさい」「仕事も無理しないで、アルバイトからでもいいんだよ」などと受け止めてくれる温かさに、家族と話す安心感を味わいました。同時に、「将来を心配してくれているんだ…」と、母の強い言葉の裏にある“思い”を感じられる自分に変われたのです。 

湧き上がってきた、働く意欲

家族との関わりが大きく変化すると、あんなに痛かった手の痛みも治まっていきました。うつも、通院も薬も要らないくらいに回復。「仕事を探そう」という意欲も湧いて、今の板金プレスの職場に、アルバイトとして雇っていただきました。 

働き始めた当初は、戸惑いもあったものの、とにかく挨拶は欠かさないことを心掛けました。返事がなくて、落ち込みそうなときは、相手の態度にのまれない心を…と祈願。仕事で分からないことがあれば、「すみません。教えてください」と聞いて、次に生かそうと努力しました。覚えることはいっぱいでも、「真面目」と言ってもらえる自分の良さを発揮して、「会社のためにもっと貢献したい」と思えるのです。先日、会社から、フルタイムで働いてほしいと打診を受けて、ありがたく受けさせていただきました。体がきついときもありますが、心は健康に頑張れています。 

怖さが消えて、充実した毎日が

今では、会社の飲み会にも、進んで参加しています。相手の意外な一面が分かり、自分がどんな人間かも知ってもらえるひととき。人とのコミュニケーションが、楽しくて仕方ないのです。家に帰ると、母に、一日のうれしかった出来事や、「大変」「疲れた」など、素直な気持ちを話す毎日です。 

信者となって、神の教えに出会えたからこそ、過去の自分には想像できないほど、明るい人生を歩いています。この教会は、宗教ではなく、人として大切な生き方を学べる所。学んだことを実践して、ますます人との関わりを大切に生きていきたい。それが、私の夢です。

「教え」を家族で学び
  「真理」で触れ合う家庭をつくる
            努力を重ねる
 自然と家族の心(運命)は重なり始め
    「実体」は高く引き上げられる
 「六つの花びら」咲き始め
   事故 災難 病気から離れてゆく
人間は 運命に重なる人生を
     意識して生活するところに
 環境は好転し
  喜び多く 生きがいあふれた日々を
            歩んでゆける

(令和2年6月15日〈中略あり〉)

※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『生命の歩み』84ページで確認しましょう。