No. 1752

避けてきた人との関わり
充実感あふれる毎日に変化(妻編)

(長崎県AN/30代女性/パート) 

「私の人生って、これからどうなっていくんだろう」。深い悩みはないけれど、大きな喜びもない毎日。心躍るような出会いもありません。淡々と過ぎる月日に、漠然とした不安を覚えた20代の終わり。これまで何度も聞いてきたはずの母の言葉に、気持ちを動かされました。「教会に行こう。仕合せになれるから」。それなら…と、信者として歩み出したのです。今から8年ほど前のことでした。 

見えなかった“心”が見えて

信者となっても、初めから100%信じきれたわけではありません。けれど、神の教えを学ぶほど、自分の“心の姿”が見えてきました。「気が合わない」と思ったら、自分から話し掛けることはなかった私。考えてみれば、“人との関わり”を避けてきたのです。「相手の思い」を知ろうとしたり、「自分の思い」を伝えようとしたりする愛の心が欠けていました。そう気付いて、愛ある人になりたいと真剣に祈願。少しずつ、家族や同僚との会話が深まっていきました。 

何があっても話し合っていくと

それから数年後、縁あって夫と出会うことができました。夫は、義父の立ち上げた飲食店を継ぎ、日々、経営者として奮闘しています。少しでも力になりたくて、共に働く毎日。ところがある日、ちょっとしたことで怒鳴られてしまいました。その時はショックで、怖くて…。じわじわと、「そんなに言わなくても」という反発も。揺れる心を何度も神に訴えました。 

とにかく夫と話し合おう。帰宅後、「何であんなに怒るの?」と尋ねたところ、「『お客さまを待たせないように…』と思うと、どうしてもゆとりを欠いてしまう」。苦しそうに話してくれました。自分でもつらいんだろうな…。誠実な人柄を知っているだけに、葛藤が痛いほど伝わってきます。「でも、このままだと、みんなの気持ちが離れてしまうんじゃないかな。もっと違う言い方があると思う」。パートさんと同じ立場の私だから、伝えられると思ったのです。お互い納得いくまで語り合ううちに、気持ちが明るくなっていきました。 

関わる楽しさを味わって

その日以来、私はこれまで以上に、パートさんたちとの関わりを意識。皆さんの「心」を大切にしようと頑張り出した、夫を支えたいと思ったのです。休憩時間に「髪形変わったね!」などと声を掛けると、うれしそうな反応が。ご家族の体調、休日の過ごし方…。小さな会話ではあるけれど、徐々に話題も増えて、雰囲気も柔らかくなったと感じます。何より、自分を追い詰めるように働いていた夫が変わり、職場に一体感が出てきました。夕方必ず伝えてくれる、「きょうも一日ありがとう」という言葉がうれしいです。 

人は、人との関わりの中で、生きがいを味わえる。信者となった当時、心に強く残った教えです。そして、それを今、毎日実感している私がいます。相手を思って声を掛けるほど、温かい気持ちが返ってきます。「会えて良かった」「元気もらってるよ」と言ってくださる方もいて、生きる活力を頂いているのは、私の方…と感謝が込み上げます。この日々を積み重ねていけば、絶対に大丈夫。感謝とともに、もっともっと心を成長させていきたいと願っています。 

「教え」が 家族に関心を持たせ
     会話の絶えない家庭をつくる
 万人・万物に
  温かい関心(こころ)で触れる
       奉仕の心が育まれてゆく
奉仕の心が身に付くことで 人間は
   人・物との出会いを生かし合い
    互いの運命を重ね
        支え 補い合って
            成果を上げる
 社会で 会社で 学校で
        地域で 家庭で
      全ての出会いが生かされる

『真実の光・神示 令和5年版』36ページ(中略あり)

※この方のご主人からの「神の実在体験談」も、併せてご覧ください。