No. 1739

思いがけないがんの再発
家族の重なりが大きな力に

(石川県MK/60代女性/教育センター勤務) 

夫が腎臓がんの手術を受けて、もうすぐ5年。以来、回復は順調で、昨年秋の検診には、「これが終われば、次は2年後かな」などと思いながら送り出しました。ところが、膵臓(すいぞう)に転移が見つかったのです。しかも前回とは異なり、開腹しての手術になると言います。何より心配になったのは、膵臓の専門医ではない主治医が、手術の担当になったことでした。どうしよう。一気に心が乱れてしまいました。 

やるべきことが明確になると

私と違って、夫はとても落ち着いて、明るくいました。でも、本当はどれだけ不安だったか知れません。夫婦で教務相談へ。家族が心を重ねること、分からないことは医師に尋ねながら、医療を信頼して臨むこと。何をすべきかが明確になるほど、私の気持ちは穏やかに。神示がピッタリと自分に重なり、足りない心や、今なすべきことが見えてきました。病気と向き合う夫を、妻として明るく強く支えたいと、真剣に祈願するようになったのです。 

会話が深まるほど、心が明るく

離れて暮らす娘夫婦との連絡も、自然と増えていきました。次第に、私に変化が。不安になったときものまれずに、自分の“心の動き”に目が向くのです。「クヨクヨめそめそが顔を出したな」「これを夫にぶつけてはいけない。祈願しよう」。すぐに気が付けるので、いつまでも思いを引きずりません。手術についても、形にこだわっていたと気付き、家の中に明るい会話が増えていきました。 

ある時、夫が言ってくれました。「『手術できる』のは、『生かされる』ということや」。「私もそう思う!」。そうした会話を重ねるほど、これまで診てくれた医師への信頼が深まって、任せようという気持ちが広がりました。その日に向けて、不思議と心が整っていったのです。 

ご守護を感じて迎えた当日

手術当日、夫は手を振って手術室へ入っていきました。8時間半という長時間でしたが、祈願していると、「きっと良い結果になる」と落ち着いて待てました。術後の説明を聞いてびっくり。指導役として入った専門医が、急な変更で直接執刀したと伺ったからです。娘と2人で驚き、神のお計らいを感じました。夫の入院中、娘は休日のたびに見舞いに来てくれ、その笑顔に夫もうれしそう。私も毎日病院へ向かいました。病室でも冗談を言って笑い合い、心の重なりを感じたのです。 

神と生きる喜びを多くの方に

退院した今は、食事を喜んで食べてくれます。私も、「ちょっとでも体に優しい物を…」と料理に力が入ります。家族を気に掛け、何かと「ありがとう」と言う夫。その“心”はこの上なく“健康”だと思う毎日です。 

生きていく上では、時に、悩み、苦しみも起きるけれど、神は必ず救ってくださいます。家族で教えを学んでいればこそ、私たちはこんなに穏やかに乗り越えることができました。心を守られ、数々の奇跡を頂いてきたことを、周りの方々に語っていきます。 

健康とは
   病気 けがのない姿を
           いうのではない
 精神が安定し
      体に心が調和した姿をいう
 家族で「教え」を学び
      「真理」で関わる人々は
    まず心が安定し 迷いも消える
 家族で
   「生きる」真実の姿も共有できる
 自然と 家庭は明るくなって
    奉仕の心が 家族の心を包み
             一つにする

『真実の光・神示 令和6年版』98ページ