(佐賀県MH/60代女性/無職)
両膝の半月板損傷、突発性難聴、糖尿病に白内障と緑内障まで…。55歳を過ぎた頃から、けがや病気が絶えません。昨年はついに心臓に異常が見つかり、心房細動と診断されました。手術は無事成功しましたが、「神の教えを学んで、祈願もしている。なのに、どうして病気やけがを繰り返すの?」。そんな思いで、教会図書を読み返したのです。
まさに自分のこと!
答えは、『心の正道』50ページにありました。「心は、各人の性格や気質、実体に操られ、似たような悩みを繰り返す」「さまざまな苦悩を引き寄せる自分の生き方を改めない限り、一時救われても、再び困難が降り掛かってくる」。まさに私のこと! その時々で祈願し、乗り越えてきましたが、根本解決ができていなかったのです。
しかも、我が身を振り返ると、知識や情報にも振り回されていました。「これが効く」と耳にして、人気の運動器具に飛び付くも、結果、やり過ぎて膝を痛める…といった具合です。心の健康に目を向けることなく、物や形にばかり頼ってきた…。今こそ、神の教えに沿って、生き方、考え方を変えよう。心が定まりました。
本当に相手のため?
まず意識したのは、同居の長女との関係です。夫が他界し、次女が結婚し、今は二人暮らし。ですが、上手にコミュニケーションが取れません。言葉が強いので、怒られるのが怖くて、本音で話せないのです。とはいえ、娘は娘で「お母さんが強く言うから!」と…。
確かに、思い当たることが多々あります。例えば、長女が喜ぶと思って買った好物の青いみかん。食べてくれないと不満で、「せっかく買ってきたのに、何で食べんとね!」と強い口調で言い放ち、娘は「頼んでない!」と応戦。いつしか、相談したいことがあると、話をよく聞いてくれる次女にばかり頼っていました。相手のことを思っているようで、実は自分のことが優先。そんな自分の性格にも気付きました。
「してよ、してよ」と求めてばかりだった家事も、「仕事で疲れてるだろう」「二人で居心地よく過ごしたい」などと、長女を思いやる気持ちが出てきました。すると、不思議なことに、頼まなくても娘が率先して手伝ってくれるのです。お互いに自然と分担ができて、生活が快適に回り出しました。
「本音の会話」を家族で実践
今は、娘の気持ちを思いやるのと同時に、「こうしたい」という自分の思いも伝えるように心掛けています。長女も、「何でも話し合わなきゃダメでしょ」と言ってくれるのです。
ある雨の日に、誤って車をぶつけてしまいました。一瞬よぎった「怖い! 娘に怒られる」という思い。以前なら、内緒にしていたはずです。でも、何でも言おうと、打ち明けました。返ってきたのが、「疲れているんだね、無理しないでね。何かあったら手伝うよ」という、思いやりにあふれた言葉でした。
相手を大切に思えば、相手からも愛の心が返ってくる。教えのとおりです。健康も、家族の不調和も、全ては自分が原因でした。長女と私は似た者同士です。だからこそ、これからも、もっともっと心を磨いて、家族と温かい家庭をつくっていきます。けがや病気をしっかり遠ざけて、大事な娘たちに、良いものをたくさん残していきたいです。
家族で「教え」を学び
「真理」で関わる家庭を築く
努力を家族で重ねる
自然と 家族の心は一つに重なり
補い 支え合う気持ちが芽吹く
「希望の光」が その家庭に通り始め
病気 事故・災難を避けられる