(栃木県HT/80代女性/無職)
「私も変わりたい」と、本気で思い始めたのは数年前。一緒に偉光会館に行くようになった地域の仲間がとてもすてきな方で、「あんなふうになれたら…」と憧れたのがきっかけです。
人付き合いを避けていた私が…
私は、両親に叱られて育ち、気が付いたら、人とうまく付き合えなくなっていました。話し掛けられても、どう返事をすればいいか分かりません。だから、なるべく人と関わらない。どうしても会話をしなければならない場面でも、しゃべるのは必要最低限のみ。そんな生き方が染み付いていたのです。常に、話し掛けにくいオーラが出ていたと思います。
それが、仲間と神の教えを学ぶうちに、家族や周りの人と触れ合う大切さなど、いろいろなことに気付けました。何より、自分の生き方を高めれば、人生をより良いものにできると分かり、心が救われたのです。
気持ちがどんどんオープンに
以来、出会う人に対する関わり方が大きく変わっていきました。挨拶したり、気軽に立ち話をしたり。人に対してどんどん気持ちがオープンになり、何の気負いもなく、自分から声を掛けられるようになっていったのです。
少し前には、そばを打って、人に振る舞っているという知人の話を聞き、「わあ、すごい! 私にも食べさせてください!」と言っていました。その方も喜んで、すぐにごちそうしてくださったのですが、本来の私なら、絶対に言えなかったひと言です。心に何の壁もなく、素直な気持ちで人と触れられることが、こんなにも仕合せだとは…。先日、骨密度の検査に行った際も、良い結果に心を躍らせながら、「大丈夫でした~。良かった。お世話になりました」と受付の人に挨拶。一緒に喜んでもらって、ただの検査のひとときが温かな思い出になりました。
80年来の心の重さが消えて
人間関係が広がるほど、毎日が楽しいです。時に、嫌な態度を取られたとしても、以前のように気持ちを引きずることはありません。スッと心を切り替えられて、自分の良さがどんどん引き出されている気がします。近所の人からも、「最近、変わったね」と言ってもらいました。いつの間にか、80年近く引きずり続けた心の重さが消えていました。
子や孫のために心を磨く決意を
ちょっとした擦れ違いから交流が減っていた、息子家族ともやりとりが復活。「地域の仲間のような、仲の良い家族になりたい」と思う、私の心が伝わったのかもしれません。素っ気なかった息子が、「お母さん、誕生日のお祝いをしようね」と笑顔で声を掛けてくれてからは、以前のように何でも話せる関係に。まめに我が家に顔を出してくれ、私が体調を崩した時は、掃除までしてくれました。自分の心が変わると、相手の心も変わる。神の教えのとおりと実感。家族にこそ愛をかけ、縁を深めたいと思っています。
80年抱え続けてきたつらさは、子供にも、孫にも味わわせたくありません。だから、神の教えで生き方を高め、良い因だけを残したい。そうすれば、私の苦労も子孫のために役に立つはず…と思うと、がぜん、やる気が湧いてきます。
「真理」に学びを深め
「心」を見詰める我を目指す
この心が身に付くほどに
生き方が大きく変わる
人 物との出会いを楽しみ
「心」磨かれ
人生が「夢」多いものと
なってゆく
これが
人として「生きる」心の姿である
『真実の光・神示 平成27年版』23ページ