No. 1615

成功の秘訣は、人との和合
心を大切にする生き方を

(千葉県YH/70代男性/会社役員) 

社会人になって50年弱。前に勤めていた会社にはアルバイトで入ったものの、周りに引き立てていただき、取締役にまで抜擢(ばってき)されました。その後、起業した知人に誘われて転職。海外の通販事業に携わり、この10年余りで、業績は100倍にまで拡大。成功の秘訣(ひけつ)は、「人との和合」と確信しています。 

「十教訓」が生きる指針に

本来の私は、短気で、正義感が強い一面も。若い頃は人とぶつかることもありました。「こうすべき」「なぜ、こうしないのか」とルールを押し付け、責める。もし、そのような生き方を続けていたら、人を傷つけ、傷つけられ、今の私はなかったでしょう。イライラをため込み、健康も害していたかもしれません。 

神の教えを知り、「人の心を大切にする」という重要事に気付けた私は、本当に仕合せ者です。常に心にあるのは、「教会の十教訓」。「和合に努めよ」「争うな」「欲に走るな」「人を裏切るな」など。自我が出そうになっても教えがよぎり、祈願で心を切り替えられます。おかげで、考え方が異なる人の話も、途中で遮ることなく、最後まで聞けるように。それも、「なるほど」「それで、それで」と肯定的に、興味深く…。相手の立場や事情に思いが向くので、一方的に話すことはなくなりました。自分の話も関心を持って聞いてもらえます。その上、「あなたと話せて良かった」「いい話が聞けた」と言われることまであり、人との触れ合いが楽しくてたまりません。 

「真心は必ず伝わる」と実感

お客さまと触れ合う際も、顔が見えない分、余計に「心を大切に」と思います。時には、「偽物だ」というような言い掛かりをつけられることも。もちろん悪質な場合は毅然(きぜん)と対処しますが、とにかく我が社を利用してくださる感謝を忘れず、丁寧に、誠実に…を意識。国や言語の違いなど関係ない。神が教えてくださるとおり、「真心は必ず伝わる!」ということを、何度も実感してきました。真摯(しんし)に説明していくと、理解してくれたり、「品物が届くのが楽しみ」「また次も、あなたの所でお願いしたい」と温かいメッセージが届いたり。そのたびに、精神世界の不思議を感じる毎日です。 

全ての出会いが宝物!

「心を大切にしたい」という気持ちは、スタッフに対しても同じです。人間関係でつまずく人には、双方の話を聞きながら、「勇気を出して、ひと言やりとりすると、意外と関係がスムーズになるよ」「相手の思いを受け入れる気持ちで話を聞くだけでも違うよ」などとアドバイス。どれも、私自身が実践してきたことばかりなので、自信を持って伝えています。それぞれが壁を乗り越え、生き生きと働く姿を見るのは、この上ない喜びです。中には転職する人もいますが、「あなたの力を生かせる場所がきっとあるから、頑張って」とエールを送らずにはいられません。相手からも、「ありがとうございます。頑張ります」と笑顔が返ってきて、心が通い合う、何とも言えない温かさを味わっています。 

どんな出会いも、自分にとって宝物。人としての正しい心の在り方を知り得たからこその感慨です。70歳を迎えた今も必要としていただき、こんなに楽しく、こんなに元気に働けている。そのことへの感謝を胸に、縁のあった人たちの心を大切にした触れ合いを重ねていきます。 

仕事とは
 人 物 全ての存在が 重なり合って
      生み出す力(環境)をいう
「教え」を人生の支えにして
      関わりを深める努力をする
 「道」欠き 外す心の動きは慎み
      協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が重なり 補い合って
    調和して「生きる」環境を生む
 そこに 仕事の成果も大きく上がり
  家族 縁者 友人 知人の心も
           重なり合って
  喜び多く
    生きがいにあふれた人生を
            歩んでゆける
 職務 事業の実績も上がってゆく

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』15ページ(中略あり)