(佐賀県ST/40代男性/建設業)
「お父さんが“キレる”スイッチが分からない」。子供たちからそう言われるくらい短気で、相手のことなどお構いなしに怒鳴っていた私。夫婦関係がうまくいくはずもなく、別居していた妻とは離婚…。「こんな生き方じゃ駄目だ!」と本気で見詰め直したことから、人生が上向き始めたのです。
本心を言わせない自分だった…
『心の正道』『理知の真理』などの教会図書を端から読むと、グサグサと心に刺さることばかり。「あなたは、いつも否定から入る」と言って口を閉ざしていた妻。「怒るから、お父さんには話さないで」と、妻だけに思いを語っていた子供たち。自分も苦しい。みんなも苦しい。「何でも話せる家庭」とは、程遠い環境をつくっていたことに気が付いたのです。
思いを感じ取ることを軸に
一緒に暮らす子供たちの気持ちを知りたい。話を最後まで聞いて、何を考えているのかを感じ取ろう。この思いで関わっていくうちに、親子関係に変化が出始めました。「このことなんだけど、どう思う?」と、答えを決めずに、まず聞いてみる。すると、必ず子供なりに考えがあるのです。短気が出てしまったときも、相手の態度ですぐに気付けるので、子供の思いを感じ取る、その軸がぶれないように祈願。同じ過ちは二度と繰り返すまいと、必死に取り組みました。
そんなある日、教習所に通っている次女が「仮免の試験に落ちてしまった」と話してきました。私に叱られると思っていたのか、不安そうな次女の気持ちが分かり、「つらかったね。また頑張ればいいよ」と伝えられました。「試験になるとプレッシャーに負けてしまう」とも打ち明けてくれ、自分の経験を交えながらアドバイス。次の試験には合格して、みんなで泣いて喜びました。家族の心が重なっていると感じた瞬間でした。後で聞いたのですが、「お父さんに言うと怒られる」と迷っている次女に、長女が「今のお父さんなら絶対聞いてくれるから」と水を向けてくれたとのこと。自分の変化が娘に伝わっているうれしさで、胸がいっぱいになりました。
遠慮のない会話が飛び交って
進路に迷う長男にも、「どの道に進んでも、お父さんは応援するよ」と、心から言える自分に。息子は前向きになり、こんなにしゃべる子だったのか…というくらい、毎日電話やLINEが絶えません。遠慮のない親子の会話ができるようになって、「神の教えを実践してきて良かった」と心から思います。
ようやく“家族”になれた私たち親子。「お父さんには話さない方がいい」。神の教えを学ばなければ、今も子供たちの胸に刻まれたままだったでしょう。一緒にいて安心できる、我が子の心を支えられる父として、これからも頑張っていきます。
神示「真理」に気付きを得て
祈願で実体を修正する
努力を欠いてはいけない
「教え」を学び
「真理」で家族と関わる
努力から始める
自然と 家族との会話が増えて
互いの思いは重なり
愛情が深くなる
ますます 不安に迷う思いは消えて
家庭が心潤う場(環境)と
なってゆく
『真実の光・神示 令和4年版』149ページ