No. 1519

「過ぎる心」を改善して
人間関係に生まれた喜び

(熊本県YK/50代女性/パート) 

私の欠点は「人に関わり過ぎる」こと。娘や息子にも、親の思いで答えを出し、「ああしなさい」「こうした方がいい」と、随分押し付けてきたと思います。その誤りに気付けたのは、神の教えを学んだおかげ。我が子であっても、自分と違って当然。だから、「人と同じじゃなくていい。自分で決めたとおり頑張ってごらん。何かあったら精いっぱい応援するから」。そんな気持ちで触れられるようになったのです。 

もし、昔の私のままだったら、いまだに「もっとしっかり働きなさい」などと、口うるさく言っていたかもしれません。それが、今では、私の仕事の相談に乗ってくれるほど、頼もしい我が子に成長しました。 

立場を超えた関わりと気付いて

私は、パートとして、スタッフ全体に関わる総務の仕事をしています。働き始めて20年になりますが、職場でも、知らないうちに出ていました。「関わり過ぎる」悪い癖。誰かが「困ってる」と小耳に挟めば、何か力になりたくて、「どうしたの?」「こう聞いたんだけど…」とどんどん関わっていきました。でも、パートの自分にできることなどほとんどなく、一緒になって悩むだけ。明らかに立場を超えていました。しかも、人のことが気になるせいで、「あの人、新人なのに、私より重要な仕事を任されている。私は認められてないの?」と落ち込むことまであったのです。 

できることを精いっぱい

それが大きく変わったのが2年前。病気で手術を受けたことによって、「仕事があってありがたい」「元気で働けるのも当たり前じゃない」と、感謝が持てる自分に変化。どの仕事が重要かと勝手にこだわり、仕事を選ぶ。全部、自分の「欲」でした。取るに足らない「欲心」にとらわれていないで、自分に割り当てられた仕事を一生懸命やろう。純粋な気持ちで仕事と向き合える自分に変われました。 

分を踏まえて、温かく

周囲の人たちとの関わり方も、以前とは違います。「分からないことがあれば、何でも聞いてね」「私がこっちの仕事をしておくから、そっちの作業を頑張って」。人に温かい関心を向けながらも、立場を超えないよう、「過ぎない心」をいつも意識。人から悩みを打ち明けられたときも、これ以上は自分が踏み込むところじゃないと思ったら、「パートの私にはどうにもしてあげられないよ。ごめんね」「上司に相談してみては…」などと伝えます。親身に話を聞いて、励まして…。でも、必要以上に背負い込んで悩むことはなくなりました。 

最近は、少しやりとりをしただけの人まで、「退職するんですが、あなたにだけは直接伝えたくて…」「本当にお世話になりました」と連絡をもらうことが増えて、びっくり。「いつも助けてくれたから」のひと言に、少しは「過ぎる心」を改善し、役立つことができたかなと喜んでいます。これからも、時、所、立場を踏まえ、もっと多くの人に温かく関わっていきたいです。 

求め過ぎず 関わり過ぎず
   我が「運命」を磨くがために
         人に触れるのである
 自然と 家族 縁者の心はつながり
   「思い(気持ち)」が流れてゆく
縁ある人のために 心使って生きるべし
 必ず奇跡が起きて
   「人生」生きる喜びを体験できる

『真実の光・神示 平成22年版』119ページ(中略あり)