No. 1499

先入観を捨て去って
出会いを生かせる自分に

(山形県MS/20代女性/会社員) 

自分の良さは、人との約束を守る、真面目さでしょうか。「あなただから言うんだけど…」と言ってもらえることがよくあります。半面、積極性に欠ける性格。「人見知り」なのです。仲良くなった友人から、「最初は話し掛けづらかった」と言われることも。そんな近寄りがたいオーラが出ているなんて…。ショックでした。 

人と関わる大切さを実感

思えば、大学卒業後に勤めた金融機関を退職したのも、人間関係が理由でした。上司に頑張りを認めてもらえず、悪く思われ、「ここではやっていけない」気持ちになってしまったのです。 

神の教えで、何度となく「自分の良さを引き出すには、人と関わることが大切」と学んでいます。でも、自分から話し掛けることはありませんでした。これでは、せっかくの出会いを生かせない…。そう思い、積極的に人に関わろうと決めました。 

祈願しながら少しずつ実践。最初は勇気が要ったけれど、確実に、人と話す機会が増えていきました。特に苦手な「行動が乱暴な人」にも、ジムで何度も一緒になるので、思い切って話し掛けてみたのです。すると話が弾み、「こんなに明るくて、話しやすい方だったんだ」とびっくり。「人を先入観で見てしまってはもったいない!」。教えを学ばなかったら…、人と関わらなかったら…、今も知らないまま、人間関係を狭めてしまっていたはず。私の大きな「気付き」です。 

良さが引き出される手応えが

純粋に相手のことを知りたいと思えると、会話も自然と深まって…。最近は、人と話すことが楽しいです。不思議と、人から声を掛けられることも増えました。これが、自分の良さが引き出されている感覚なのかな…と、手応えを感じる毎日です。 

今、職場でも、自分の仕事を精いっぱいやり遂げるのはもちろん、周りの方々が忙しそうだったら、自分から、「私にやれることありますか?」と声を掛けたり、できることを探したり。「会社のために…」と、奉仕の心が膨らんでいます。 

「人の役に立ちたい」心に

人見知りが全くなくなったわけではありません。でも、教えで学んだ「人との出会いは偶然ではない」ということを心に置いていると、どんな相手も「大切な縁」と思えるのです。 

最近は、地域おこし協力隊の人たちとも関わりが持てて、自分の料理好きなところを生かして、町のために貢献できたら…と夢が広がっています。こうして、「誰かのために役立ちたい」と思える自分になれたことが、何よりの喜びです。

出会いを生かす「努力」が
          「人生」を高める
「教え」を
 「心(人生)の支え」にできるなら
  人は皆
   出会いが生きる「人生」を求める
「道の真理」に
  生きんとする思い(信念)が
          出会いを深め
     真の生きがいを「心」に育む

『真実の光・神示 令和4年版』9ページ