No. 1475

虚弱体質の私が味わった
体と心、両方の救い

(佐賀県TM/80代女性/無職) 

若い時から虚弱体質。少し何かを頑張ると、寒気と体の痛みで全く動けなくなる…ということもありました。医者にかかっても原因は不明。途方に暮れていた頃、この教会のことを知りました。 

「心正しい信者は救われる」と聞いた時、自然と心が引かれたことを覚えています。以来48年、学んできた神の教え。少しずつ体調は落ち着き、医師から、「不思議ですね。体は欠陥商品なのに、内臓がちゃんと動いている」と言われたこともありました。そうして大病もせずに迎えた80歳。「神に救われて今ある命」と感謝していましたが、ある日突然、喉の痛みで唾ものめなくなったのです。 

心の動きに目を向けてみたら… 

検査すると、肺にもやもやとした影。右肺にステージⅠのがんが見つかりました。何が病を引き起こしたのでしょう…。生活習慣? 体質? 私は、これまでの「心の動き」に、神の教えで目を向けてみました。 

この年になって、何となく感じ始めた劣等感。夫を亡くし、子供はおらず、一人暮らしの私とは裏腹に、きょうだいは家族に囲まれて仕合せそう…。「私だけ孤独」という寂しさが心の底にあったことに気付いたのです。 

自ら頼る中で消えた「孤独感」 

けれど、私にはきょうだいがいる、声を掛けてくれる近所の人もいる。「孤独」などと突っぱねず、この「縁」を大切にしようと祈願し始めました。がんの手術のために家を空けることになるので、留守中の心配事を相談するなど、周りを頼ると、意外にも快く支えてくれるのです。弟は、「きょうは大丈夫よ」と言っても、毎回診察に付き添ってくれ、近所の方も手伝いに来てくださって…。ありがとう、ありがとう…。孤独感は消え、仕合せ感でいっぱいになりました。 

今の自分の立場でできること 

心は全く落ち込むことなく、迎えた手術。開胸ではなく、回復が早い胸腔鏡(きょうくうきょう)で行ってもらえることになりました。おかげさまで10日もしないうちに退院。あっという間に元通りの生活に戻れましたが、心は以前とはまるで違います。 

これまでは、人に頼られると応えたい思いが先行していた私も、もう80歳。神の教えでは「見守る年代」ですから、「聞き役」に回り、相手の気持ちを大切に…。際立ったことをしているわけでもないのに、町内会の方に「いてくれるだけでホッとする」と言っていただき、この年になっても役目を頂いている思いです。年齢を重ねるほど、どんどん深まっている仕合せ。真実の神様に、体も心も救われている実感と感謝が込み上げてまいります。 

人生は 回り合わさって巡っている
 人との出会いも巡り合わせ
      家族 友人との出会いも縁
 この出会い 縁を生かせた者は
        身も 心も健康になる
  そこに
   生きる楽しさが味わえるのである
一回一回の「縁」への感謝が
          出会いを深め
    人生の巡り合わせを深めてゆく

『真実の光・神示 平成15年版』146ページ(中略あり)