(大分県MS/50代女性/パート)
「何でそんなにネガティブになれるの?」と思うほど、夫は、全てにおいて悲観的。しかも無口です。一方、私はポジティブ思考。性格も明るい方だと自負しています。そんな正反対の者同士が結婚したのですから、かみ合うはずがありません。一緒にいても、私が独り言をしゃべっているような状態で、夫は「僕は心の中で返事をしている」と。何とか夫にも話してほしくて、あの手この手で話題を振っていたのでした。
教えで分析した本当の自分
神の教えで「会話」と学んだ時、「ほら、やっぱり私のやってることは間違っていない」と思いました。それなのに夫は、「僕が天守閣だとしたら、君は土足で扉や窓を開けてくる」と言います。私はただ歩み寄りたい一心なのに、なぜ? その答えも、神の教えにありました。
教えに触れるようになって、初めて分析した自分の本当の姿。「夫はきっとこう思ったんだろうな」と察しても、言葉で聞きたいがために分からないふりをして、「それってどういうこと?」と問い詰めている自分。この言葉を聞いて、夫はどんな気持ちになったでしょう。私の心には、「相手を正そう」「思いどおりにさせたい」といった、意地悪な部分もあったのです。
性格の違いを「認める」気持ち
夫に、「自分と同じようにたくさん話してほしい」と求める前に、性格の違いを認めていこうと思いました。話してくれるのを待ってみよう。話してくれたら、最後まで聞こう。夫の気持ちを受け止めてみよう…。私にとって大きな心の変化でした。
そうしたら、気付いたことがあったのです。「夫は心が広い」。夫がどんな話も受け止めてくれるから、私は、好きなことを自由に話していたのです。その感謝が生まれてきました。
私の心の変化につられるかのように、夫も、気持ちをぽつぽつ打ち明けてくれるようになりました。前は、「話したところで何も変わらない」と言っていたような内容も、私に話してくれるのです。しかも最近は、ネガティブな発言ばかりでなく、前向きで明るい言葉が増えています。
悩みがないと言い切れる仕合せ
先日、実家に帰ったら、自分の部屋にハウツー本が。それを見てハッと思い出しました。信者になる前の私は根暗で、悩んでばかりいたことに。あまりに神に守られ過ぎて、本来の自分を忘れていたのです。今は、当時とは打って変わって、「悩みがない」と言い切れる人生。夫と心が重なってきたと感じる毎日が、仕合せです。
和心芽吹かせるために
人は誰も
「教え」を家族で学び
家庭に生かす心遣いが必要
相手の気持ちを受け止め
我が思いを重ねて言葉を返す
この繰り返しに 絆が生まれる
『真実の光・神示 平成30年版』144ページ(中略あり)