(岩手県MS/20代女性/大学生)
ある日、友人が教えてくれました。「“八方美人”って言われているよ」と。自分でも分かっていました。人に嫌われたくないのです。そう思うようになったのは、実は小学生の頃…。ちょっとした言葉で友達を傷つけてしまい、陰口を言われた経験から、大学生になった今も、常に周りに気を使っていました。
気を使うほど苦しくなる心
それでも、仲の良い友達はいるし、充実した毎日。昨年は、実行委員会でイルミネーションプロジェクトを担当することになりました。その準備で忙しくする中、副代表や会計担当など、任されることがどんどん増えていったのです。
仲間がバイトで参加できないと、口では「大丈夫だよ」と言いつつ、心の中は「何で私ばっかり?」。でも、誰かを頼って迷惑を掛けるのも嫌…。「それなら自分でやってしまおう」。実際はとても大変で、苦しくて、家でボロボロ泣いていました。
私が最初に頼ってみた相手は…
親に相談しようと思ったけれど、離れて住んでいるし、二人とも働いていて多忙です。私は、一人で偉光会館に行きました。
「家族には何でも話す」と勉強会で学んだものの、親から思ったような答えがもらえなかったら、余計につらくなる。そんなことを考えていた時、同じ「友輝会」で学んでいる人が、「親に素直な気持ちで相談したら、悩みの解決につながった」という体験を話してくれました。だから私も勇気を出して、まず親を頼ってみたのです。
つらい気持ちも、頑張りたい思いも、仲間に嫌な感情が出てしまうことも正直に話すと、両親はじっくり聞いてくれました。アドバイスはいつもと同じような内容で、前の私なら、「聞いてくれるだけでいいのに!」と、ワーッとなったと思います。なのに、この日は「忙しいのに、こんなに親身になってくれてありがたいな」と感じました。親の話もスッと入ってきたのです。
親と話した後は、不思議なほど心が軽くなっていて、次は仲間を頼ろうと決めました。みんなに声を掛けてみたら、「いいよ!」と笑顔で引き受けてくれて、ただ話しているだけなのに、スムーズに回ることに大感動。バイトもある中で頑張ってくれる仲間への感謝も込み上げてきました。
表面的だった心遣いに気付くと
今までたくさん人に気を使ってきたけれど、私の心遣いは表面的でした。なぜなら、「自分がどう思われるか」自分軸で考えていたから…。相手の状況や背景を考える気持ちが足りなかったです。結果、人との出会いを大切にできていませんでした。
今の私は、八方美人でいた頃より気楽に生きているのに、不思議と周りが私のいいところを見てくれることが増えました。「誰に対しても笑顔だし、やることが丁寧」「優しくて気遣いができる」など…。すごくうれしいです。これからは、そういう自分の良さを生かして、本当の意味で人との出会いを大切にしていきたいです。
家族で「教え」を学び
正しい関わりを家族で深めてゆく
家族との会話を楽しみ 深めゆくほど
人間は 多くの人との出会いを生む
「教え」が「実体」を修正し
出会いが
人(相手)の信頼を深める
ものとなる
信頼を得るほどに
品性は磨かれ 人格を高め
「運命」が導く人生に近づく
『真実の光・神示 令和2年版』69ページ(中略あり)