クラスになじめるかな。高校に入学したてだった昨年の今頃、すごく不安でした。4人グループに入れたけれど、そこには“どストレート”な言い方をする子が。だんだん顔を見るのも嫌になってしまったのです。
両親に何でも話したら
「実りの集い」や「友輝会」で何度も学んできたのは、両親に何でも話すこと。いつもそうしてきたので、今回も聞いてもらいました。私の気持ちを受け止めながら、「そういう経験したから分かるよ」と肯定してくれた母。「彼女はこういう気持ちかもよ」と見方を変えてくれた父。さらに、「その子のいいところを見たことある?」とのアドバイスも。そんなのない!と思いながらも、素直に受け止めて、彼女の良さが見つかるように祈願してみました。
結局、苦しくなって、別のグループへ。けれど、そこにも“どストレート”な子がいたのです。「こんな子がいてイライラする」と父に話すと、「何か嫌なことがあったのかも…」。そうしたら、本当に、家族とうまくいってなかったそうなのです。
実は、いつも父から「こういう捉え方もある」と言われるたび、「私の気持ち、全然分かってくれない」と不満だった私。でも、冷静になると、「自分にない見方を教えてくれる」と分かります。このことをきっかけに、父のアドバイスを心からありがたいなと思うようになりました。
嫌な人が嫌でなくなった
そして不思議なことが…。前のグループを離れてみたら、嫌だった子のいいところが見えてきたのです。優しいし、グループを抜けた私に声を掛けてくれた時は、「自分ならできないな」と尊敬。いろいろ話すうち、一気に距離が縮まりました。
新しいグループのはっきり物を言う子にも、「こういう言葉に傷つく」と伝えてみたら、「これから気を付けるね」と分かり合えました。話をすると、お互いの気持ちが分かるし、誤解も解ける。会話って大事なんだと思いました。さらに不思議なことに、最初にいたグループと、後に入ったグループが仲良くなって、学校生活が断然楽しくなったのです。
新たな環境も怖くない
相手のいいところを見る。両親のアドバイスから気付いたのは、第一印象や先入観で「あの人はこういう人」と決め付け、嫌なところが見えると、その人を避けてしまう傾向があること。そんな自分と向き合えて、変われました。新しい環境に飛び込むことが、もう怖くありません。この出来事を糧にして、たくさんいい経験をしていきたいです。
母より
日頃から何でも話してくれるので、学校での様子がよく分かります。子育ては手探りですが、「親の会」での学びが、私たちにとっての指針。アドバイスをするにも、夫婦で同じ方を向けます。だから、それぞれ違うアプローチをしても、子供が分かってくれるのだと思います。娘なりに、私たちの話を消化して頑張り、成長していく姿は、頼もしいです。親としても成長しながら、我が子の良さが光っていけるような環境を、夫婦でつくっていきたいと思います。
若芽の今 人生歩む皆ゆえに
心素直に 人 物に触れ
生きてごらん
多くの人との出会いを広げ
心に勇気と自信が持てると申す
素直な心は 広く 大きく
人 物を見詰める心を育むゆえに
多くの人の協力 共感を得て
生きる自信を引き出す
『真実の光・神示 平成16年版』201ページ