私は、清掃の仕事をしています。雇っていただいている感謝はあっても、作業内容が徐々に増え、時間内に終わらせなければならない焦りで、イライラしながら業務に当たる毎日でした。
公式サイトで自分を見詰め直す
心も、体も疲れきっていましたが、神の教えを学ぶうちに、穏やかな心で取り組む大切さにやっと気付きました。そんな中で、先日、公式サイトの「神の教えの宝箱」を読みました。
「“奉仕心”の神髄」というコーナーの中に、教会で清掃を担当している職員の話がありました。「丸い心」で業務に当たっているとの内容に、「自分の中に丸い心はあったのだろうか?」と見詰め直したのです。
業務の休憩中にもう一度読み、仕事に取り掛かる前に、「丸い心でできますように」と神に願いました。すると、ゆったりした心で仕事ができたのです。イライラ気味のお客さまに話し掛けられても、穏やかに答えている自分がいました。
丸い心がくれた出会いに感謝
その日、業務終了時刻が迫った頃、幼い女の子と、その父親らしき人を見掛けました。困っている様子だったので、声を掛けると、女の子がトイレに行きたいものの、女子用しか空いていないとのこと。我慢できない様子に、「よかったら、私が付き添いましょうか?」と言うと、とても喜ばれました。
トイレでは女の子と楽しくやりとりし、親御さんの愛の中で育っていることに感動しました。その後、お父さんからもお礼を言われ、二人は笑顔で帰っていきました。育児経験のない私にとっても、貴重な体験をさせていただけて、ありがたいと感じた出来事でした。
いつもなら、仕事を終わらせることに頭がいっぱいで、親子に声を掛けられなかったかもしれません。この日の行動は、まさに「丸い心」だったと、うれしさと喜びを覚えました。今後も、神の教えでさらに心を高くしてまいります。