No. 1031

夫が突然の海外赴任…
離れても支え合える家族に
(静岡県MM/40代女性/主婦)

結婚して20年。夫と子供2人に囲まれ、平凡ながらも平和な生活でした。ところが一昨年、突然、夫にブラジル単身赴任の辞令が…。夫は「自分に頂いた話だから」と感謝で受け止めていて、私も応援する気持ちで送り出しました。

突然見つかった父の病

日曜の夜が、大切な家族の時間です。家族4人、電話でワイワイと近況報告をし合います。そんな中、近くに住む父に前立腺がんが見つかりました。高齢のため手術できず、放射線治療で様子を見ることになったのです。

日本から遠く離れた地にいる夫です。物理的に支えてもらうことはできなくても、状況を伝えました。神の教えで、「夫婦は何でも会話」と学んでいるから。距離は関係ないと思ったのです。

「長生きしてほしいんだ、お父さんには」と夫。その言葉だけで、私の心は安心感でいっぱいになりました。その後も、病状は、転移は、悪性度は…と、検査する中で分かったことを伝えつつ、母や妹弟と協力しながら、父を支えていきました。

今の我が家があるのは…

夫婦であれば、何でも話して、支え合うのは当たり前かもしれません。しかし、お互いに、会話の少ない家庭で育った私たちです。神の教えを知らなければ、夫婦の会話が人生をどれほど好転させるのか…、考えもしなかったと思います。

「言わなくてもいいかな」「あなたがそう言うなら、もういいや」と、つい「会話しない方」に動きがちな心。それを2人で修正してきた20年の結婚生活。神の教えなくして、今の平凡も、平和もあり得なかった…と感謝が深まりました。

父の放射線治療が終わる頃、検査すると、がんがほぼゼロに! 医師が「こんな方は見たことがない」と驚くほど、治療の成果が出たのです。今は何の治療もせず、3カ月に1回の検査のみ。私たち家族も、信じられない思いでした。

さらに深まる家族の絆

しかも、自分の意見を言わなかった父が、「こう思うんだけど、どうかな?」「みんながそう言ってくれるから、やってみようかな」などと、思いを話すようになりました。父が今までの中で一番明るい顔をしていることが、娘として本当にうれしいです。

異国の地にいる夫も含め、家族一丸となって乗り越えた、父の闘病生活。神の教えを学んでいるから、ただの努力ではなく、「的を射た努力」ができたと思います。離れていても…私たち夫婦の絆はますます深まっています。

和のある家庭を築くため 家族で「教え」に触れる
 「教え」に生きる家は
    必ず会話が弾み 健康を味わい 生きがい多い人生を歩んでゆける
 「家庭」――魂安らぐ環境と気付いて 家族一人一人が教えに生きるべし

和のある家庭を築くため
       家族で「教え」に触れる
 「教え」に生きる家は
  必ず会話が弾み 健康を味わい
   生きがい多い人生を歩んでゆける
 「家庭」――
  魂安らぐ環境と気付いて
   家族一人一人が教えに生きるべし

『真実の光・神示 平成27年版』92ページ