No. 1030

高齢になった親との同居
イライラも我慢も消えた!
(山口県MY/50代女性/会社員)

「親のために故郷で頑張る!」。5年前、神奈川から地元山口にUターンし、高齢の母との二人暮らしが始まりました。長年の気ままな一人暮らしから一変。干渉されている感覚になり、毎日がけんかです。私の選択は間違っていたのか…。つらくて、悲しくて、日々泣いていました。

干渉するのは母だけでなく

包み隠さず、本音の祈願をしました。「神の教えとは違うけれど、母に腹が立ってしょうがないです」と。ふと、就職したばかりの頃も、同じ気持ちになっていたことを思い出しました。そして、自分もまた、「母のことを干渉している」。全く同じ生き方をしていると気付いたのです。

父が40代で亡くなってから、女手一つで育ててくれた母です。仕事、仕事で、楽しみもなかっただろうな…。そんなことを考えていたら、2人の時間を大切にしたくなりました。「言葉を選んで、傷つけないように…」と祈願していきました。

小さなことで感じた大きな変化

ある日、目に入った母の寝顔。「小さくなったな…」と、いとおしく思いました。母への愛が深まっている! ささいなことですが、私には大きな心の変化だったのです。

母の顔つきが優しくなっていきました。一人暮らしの頃はすぐ体調を崩し、救急車を呼んでいたのに、今はそれが一切なく、いつも元気。通っているリハビリでもみんなを笑わせて、「あなたが来ると楽しい」と言われるそうです。そんなことを、それはうれしそうな顔で話してくれるのです。

気張らなくても自然と良い方へ

とはいえ、母も84歳。会話がスムーズにできなくなってきました。補聴器を勧めたものの、「そうすると雑音も聞こえる。過敏な私には耐えられない」と断固拒否。この時、「そうだよね」と共感した私は、「着けなきゃ駄目!」と諭したであろう過去の私とは、確実に違っていました。

そんな中、私が耳鼻咽喉科の診察へ。何となしに母のことを医師に話すと、検査してくださることになり、「補聴器をした方がいいですね」とのこと。お試しで着けてみることになりました。

初めて補聴器を着けた母は、「いろんな音が聞こえて楽しい! 赤ちゃんの泣き声も、車の音も…」と大喜び。母の豊かな感じ方に感動し、神に心を守られている…と涙が出ました。医師も、「こんなふうに喜ぶ人は初めて」と驚いていました。

神の教えで生きれば、努力して「こうしよう」としなくても、自然と良い方へ。勉強会で「成すのではなく、成る」と学んだことと重なりました。母との時間は、永遠に続くわけではなく「有限」です。心が変わると、人生までもが変えられる。神の教えで、娘としての、正しい立ち位置に戻れたことに感謝しています。

奉仕心に生きられる我を目指せよ
 神見るに 皆は相手に求める思いが強い
 強いがために 言葉はきつく 態度も強くなる
感謝の思いを深めて日々歩めば
    自然と心(気持ち)は安定し 出会いを深める心の人(存在)と成る
教えを学び 祈願を重ね 愛心に生きる人を目指す
 この一言を忘れなければ 自然と今ある悩み 苦しみは消えてゆく

奉仕心に生きられる我を目指せよ
 神見るに
    皆は相手に求める思いが強い
 強いがために
    言葉はきつく 態度も強くなる
感謝の思いを深めて日々歩めば
  自然と心(気持ち)は安定し
    出会いを深める
        心の人(存在)と成る
教えを学び 祈願を重ね
       愛心に生きる人を目指す
 この一言を忘れなければ
    自然と今ある悩み 苦しみは
             消えてゆく

『真実の光・神示 平成27年版』96ページ(中略あり)