No. 1033

「大変さ」がなくなった!
介護生活で味わう仕合せ
(岡山県ET/60代女性/執行役員)

医師から、「命あることが不思議」と言われる母。今から30年前、60歳の時に薬の副作用が原因で特別障害者になりました。そこから、命の山場は18回。ぼうこうには3カ所も穴が空き、人工肛門も付けていますが、愚痴や泣き言は一切言いません。毎朝、命を頂いていることに心から感謝して、一生懸命祈願しています。

そんな母を、弟夫婦と協力しながら介護しています。もともと明るい母です。ヘルパーさんに、ひょっとこの顔まねをしたり、病院に行けば、「先生に早く会いたくて、昨日は寝られなかった」などと言ったり。皆さん大笑いされ、「元気をもらいます」「心が癒やされて、楽しく仕事ができる」と言ってくださいます。それを聞いた母は、「私の周りはみんないい人。仕合せ」と、また神に手を合わせているのです。

“大変”は感じ方の間違い

母は要介護5ですが、私自身、介護疲れとは無縁です。それが不思議で、私も神に感謝、感謝の日々…。ただ、母が入退院を3度繰り返した時だけは、「大変」と感じ、心も苦しかったです。

神の教えを学ぶうちに、子供の頃からの母との日々を思い出しました。幼い頃、私の髪を三つ編みに結ってくれた母。かわいいワンピースを縫ってくれた母。友達と旅行する時は、はやりのコートを手作りで…。愛情をいっぱいかけてくれた…と思った時、自然と「今度は私が尽くしたい」と思いました。母のお世話ができるほど、健康な体を頂いていると思うと、「大変」などと言っていられないと思ったのです。

精いっぱい恩返しを

母は、「あなたのために、100歳まで生きたい」と言うようになり、見る見る元気になっています。この頃は歩けるようになり、食欲も旺盛。ケアマネジャーさんに驚かれています。

周りからは、「介護大変でしょう。そこまでなかなかできんよ」と言われますが、母と過ごす時間が仕合せです。母は母で、友人から、「家で子供さんにお世話してもらって、ニコニコ、ルンルンで生活できる人なんて、めったにいないわ」とうらやましがられるそうです。確かに、娘の私から見ても、「どうしてそんなに明るくいられるのでしょう!」と思うほど、いつも笑顔いっぱいです。

褒め上手で、人を決して悪く言わない母は、私の生き方手本。その生き方を見習いながら、恩返しの日々を重ねていきます。

日々「教え」に生きて 「人生」を家族 縁者に奉仕する
 ますます「運命」は磨かれ 生きがいある人生を歩み抜ける
 多くの出会いが生まれ 愛され 信頼され 期待される人(人生)と成る
「教え」を「人生」の支えにできるほど 「心(人生)」の気付き 悟りが深まる
 人格は高く引き上げられ いついつまでも 家族 縁者 友人 知人の心に生き続ける
 「心の道」に良き因を残す人の姿が ここにある

日々「教え」に生きて
   「人生」を家族 縁者に奉仕する
 ますます「運命」は磨かれ
    生きがいある人生を歩み抜ける
 多くの出会いが生まれ
  愛され 信頼され
     期待される人(人生)と成る
「教え」を
  「人生」の支えにできるほど
   「心(人生)」の気付き 悟りが
               深まる
 人格は高く引き上げられ
  いついつまでも
   家族 縁者 友人 知人の心に
             生き続ける
 「心の道」に良き因を残す人の姿が
             ここにある

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』114ページ(中略あり)