Q 不登校になった孫とどう関わるべきか

70代

数カ月前から、小学生の孫が登校しようとすると、腹痛を訴え、出掛けられなくなりました。理由を聞いても何も言わず、娘夫婦は共働きで、子供と向き合う時間が取れない状態です。どうすればよいのでしょうか。(70代女性)

子供が心身ともに健康に過ごすには、両親との確かな心のつながりが欠かせません。これは、祖父母では代わりが務まらないものです。ですから、どれほど共働きで忙しくても、夫婦で「我が子とどのように向き合うか」をよく話し合い、2人の思いを一つにして、触れ合っていくことが必要です。

祖父母の立場でできることは、娘夫婦と孫とが正しく関われるように、側面から応援することです。孫に対しては、両親に何でも話すように優しく促し、娘夫婦には、2人で心を重ねて、孫のつらい気持ちをよく聞いて受け止めることを助言しましょう。

しかし、そうした応援は、信頼関係があってこそ相手に届くものです。まずは自分たち夫婦が支え合って、温かい家庭の土台をつくる手本を見せていくことです。

我が任(立場)を知って 家庭で生かしてごらん
 自然と家族の心は まとまり 重なり 会話が弾む
 仕合せの輪が広がり 「六つの花」が芽吹き始める
 「悔いなき人生」手にする人が育つ 家庭の姿が ここにある

我が任(立場)を知って
        家庭で生かしてごらん
 自然と家族の心は まとまり 重なり
             会話が弾む
 仕合せの輪が広がり
     「六つの花」が芽吹き始める
 「悔いなき人生」手にする人が育つ
       家庭の姿が ここにある

『真実の光・神示 平成25年版』88ページ

家族には、それぞれに任と立場があります。夫は家族の心を支え、妻はみんなの心が通い合うように温かく触れ、思いをつなぎます。子供は、親に何でも伝え、心配を掛けないのが、果たすべき役割です。各自が家庭での自分の任をわきまえ、関われば、不調和は生じません。家庭が居心地のいい環境になるので、一人一人の心は安定し、生き生きと暮らしていけます。

それを踏まえて、娘家族が正しく関われるように見守り、応援しましょう。そこに、孫の心も明るく、元気になって、心身ともに健康に暮らせるのです。

※六つの花;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『生命の歩み』84ページで確認しましょう。