Q 二人暮らしの両親が詐欺に遭って心配

50代

業者に勧められ、依頼した修理が、後になって詐欺と分かりました。何でも話し合う両親なのに、今回に限って父親が独断で決めてしまったそうです。どうしたら両親を詐欺などから守れるでしょうか。(50代女性)

詐欺に限らず、病気や事故・災難から人生を守る生き方があります。それは、夫婦、親子が互いの立場をわきまえ、支え合う、温かい家庭を築くことです。

高齢の親が心配だとしても、「これからは気を付けて」などとたしなめたりしては、「子供」として道を欠いてしまいます。両親の思いを受け止め、「まさかと思ったよね…」と共感したり、「元気出してね」「私も、もう少し顔を出すから、一緒に気を付けよう」と寄り添ったり。親が安心できるように声を掛けていきましょう。

そのように、立場を踏まえて、日頃からお互いを思いやり、何でも気楽に話せる関係を築いていくことが大切です。家族の愛情を感じるほど、人の心は安定します。不安や欲心をあおるような言動に触れても、のまれなくなります。冷静に対応できるため、「この話、大丈夫かな」「焦って決めてしまわず、家族に相談しよう」などと、ふと心が動き、大事に至らずに済むのです。家族の心が一つであれば、詐欺だけでなく、病気、事故・災難も遠ざかっていきます。

手口が巧妙化する現代では、物理的な対策を講じることも必要です。しかし、そこには「絶対」の解決方法はなく、不安も尽きないかもしれません。人生を根本から守る生き方を、神の教えからつかみましょう。

「教え」に気付きを得て
  「真理」に生きる家庭を築く
             努力をする
 自然と
  家族の気持ちは一つに重なり
    互いに思いを語る会話が増える
 運命に重なる心の動きが取れて
    病気 事故・災難が消えてゆく
 家族一人一人の心は常に安定し
     不安に迷う思いは起こらない

『真実の光・神示 令和4年版』71ページ

自身が家庭を持っているのであれば、まずは伴侶とよく話し合いましょう。一人で抱え込まず、夫の考えも聞き、夫婦で心を重ねて両親に関わることが大切です。つらい思いをした今回も、生き方を変える機会として、ますます家族の絆を深めていきましょう。