娘が5歳の時に離婚し、男手一つで育ててきました。高校生になり、最近、素行の良くない友人と付き合っています。帰宅も遅く、犯罪に巻き込まれないか心配です。今の友人との付き合いをやめてほしいと伝えるべきでしょうか。(50代男性)
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娘が心配を掛ける理由は、友人だけにあるとは限りません。家庭の居心地が良ければ、そうした行動は取らないものです。ですから、親が取り組むべきは、家庭を「帰りたくなる場所」にすることです。そのためにも、父親の立場で、もっと娘に愛をかけていきましょう。
家庭における父の役割は、大きな心で家族の思いを受け止め、精神的に支えていくこと。娘が安心して自分の気持ちを語れるように、日頃から会話を増やす努力をしましょう。一つ一つ言葉にして、丁寧に伝え、我が子の心を愛で満たしていくのです。
その際、母親の役割まで果たそうとすれば、負担になり、かえって互いの心が擦れ違ってしまうかもしれません。また、15歳を過ぎると精神的には自立しています。我が子であっても、一人の大人として向き合い、気持ちを尊重しましょう。
一人親として「人生」を歩む今
なすべきことは
奉仕心を身に付け
一人一人 一つ一つの出会いを
生かす心(努力)を欠かぬこと
自然と出会いは広がり 深まり
日々の生活(人生)に潤いが戻る
「出会い」が生きるほど
人生は生きがいにあふれ 楽しく映る
『真実の光・神示 平成30年版』137ページ
親からすれば、素行の良くない友人に見えても、本人にとっては大切な存在かもしれません。詳しく事情を聞かず、友人が悪いと決め付けたり、行動を制限しようとしたりすると、反発し、心を閉ざしかねません。
まずは、我が子の思いをよく聞いた上で、親として心配な部分や、どうあってほしいのかを具体的に伝えましょう。親の愛を感じ取れれば、自然と、心配を掛けないように…という思いが芽生えてくるのです。
親子の絆を深めるためにも、娘と共に神の教えを学び、我が家に流れる気質や性格傾向の修正に取り組んでいきましょう。そこに、娘をはじめ、さまざまな出会いが良いものとなり、潤いのある、楽しい日々が手に入るのです。