Q 配属先の良くないうわさを知り、不安

20代

慎重な性格の私は、何事も失敗しないように努力してきました。ところが、就職し、決まった配属先は、「厳しい部署で残業が多い」「いきなり独り立ちをさせられる」といった、良くないうわさのある部署です。注意されると落ち込みやすいので、不安でたまりません。(20代男性)

どのような環境でも、明るい心で、やりがいを味わって働くことはできます。そのために必要なのが、求められていることに対して、自分の良さを生かし、精いっぱい貢献しようとする「奉仕の心」です。

この心は、日々の家族との関わりの中で育まれます。それには、自分の思いを伝えることが大切です。今ならば不安な気持ちを、また、うれしいことや努力していることなど、何でも正直に話してみましょう。きっと耳を傾け、共感し、励ましてくれるでしょう。そうした温かい愛情を感じることで、厳しく注意されても「繰り返さないようにすればいい」「家族が応援してくれているから」「できることを一生懸命頑張ろう!」などと、心を立て直せ、意欲も湧いてきます。打たれ強い自分になっていけるのです。

また、神の教えを学ぶことで、自分の中に確かな判断軸が持てます。うわさ話やあふれる情報をうのみにしたり、のまれたりしなくなるのです。人とより良い関係を築く生き方も見えてきます。

仕事は
  奉仕の心が身に付くほどに
    万象の関わりが生かされて
          大きな成果を生む
 よって 奉仕の心を知り
        身に付ける努力が大切
 この思いが深まるほど 人間は
  「正道」に生き
   多くの人々に愛され 信頼される
 ますます
  奉仕に生きる思いが引き出され
    仕事が楽しい時間(もの)と
             成って行く

令和7年3月23日 信者心の基勉強会 仕事編(中略あり)

新入社員の頃は、初めての経験ばかりで、失敗もあるでしょう。不安なときは、先輩や上司に相談しながら、任された業務を果たせるよう取り組むことです。人のアドバイスに素直に耳を傾け、自分の思いも正直に伝えて、教えを乞う姿勢が大切です。20代は、素直・正直に生き、周囲の支えを受けながら、自分の良さや持ち味を見つけていく時期です。背伸びをしない人柄に、信頼され、愛される存在となります。自然と、仕事の成果へとつながっていくのです。

慎重な性格は、ミスを防ぐ大きな強みになります。自分の良さを惜しみなく発揮し、生きがいあふれる毎日を送りましょう。