No. 1017

嫁姑問題への発展を阻止!
夫婦の土台固めで全て好転
(佐賀県TY/50代女性/パート)

嫁が2人目の出産を控え、1歳の孫と一緒に、数カ月、我が家で過ごすことになりました。嫁は感情をもろに表現し、家事を面倒がり、子育ても自由奔放。あまりの感覚の違いから嫁はイライラ、私もイライラ。平穏だった日常は一変したのです。

もう限界! 必死で神の教えを学ぶと、「嫁よりも先に、修正すべき問題がある」と悟りました。夫のことです。結婚して33年、ずっと嫌いでした。校長まで務めた教育者なのに、我が子には無関心。そのくせ、先生目線であれこれ指導。そんな不満を心に積もらせてきた33年。嫁うんぬんの前に、私は「妻」という、自分の足元を固めていなかったのです。

本当の修正点は何かに気付く!

そこから強く意識した「妻らしく」。嫁や孫のためにといろいろ尽くしていた心を、そのまま夫に向けようと決めました。夫に「しんどい」と本音を打ち明けると、「あれこれ考え過ぎじゃないか?」と言われました。確かに、嫁の態度に一喜一憂する私と違い、夫は常に淡々としています。「そのとおりかも」と、いつもと違い、夫の言葉がスッと入ってきたのです。

この時、不思議と「素直に」受け止められた自分。それがどれだけ大切で、どれだけ未来の明暗を分けるのか…。思いも寄らない夫の良さが見えたのです。孫が手を洗わずにいた時、「一緒に洗おうね」と自らやって見せる姿が、上手でびっくり。それを嫁がまねるようになり、夫は、まさに教育のプロだと尊敬の念が込み上げました。

嫁は時折、「自分の親が嫌い」とポロッとこぼすようになりました。夫は、嫁の地元がテレビに映ると、ニコニコと話し掛け、「最近、お父さんどう?」などと聞いています。自分の親を大切にしてほしい…という、夫なりの心遣い。そんなこともあって、さらに尊敬の思いが増しました。

33年間消えなかった心の壁が

嫁は、「この家は居心地がいいです」と言うようになりました。発達が遅く、「パパ、ママ」くらいしか話せなかった孫も、驚くほどおしゃべりが上手になったのです。

その後、嫁は無事に出産。息子と暮らす家に戻りました。その日、夫が思いがけないひと言をくれました。「よう頑張ったと思うよ」。ちゃんと見てくれていたんだ! 今回の頑張りどころか、33年間が報われた思いでした。夜は、結婚して初めて2人で乾杯。心の壁はすっかり消え、「最後まで夫と添い遂げたい」と思えたのです。

深まった夫との信頼関係

先日のお宮参りでは、両家の家族がそろいました。嫁がご両親の隣に座り、楽しそうに話す姿に、息子まで大感激…。嫁と私の絆も深まって、年に1回、来るか来ないかだった連絡が、今は1週間に1回。娘のいない私が、その存在を味わわせてもらっていて、本当にうれしくてたまりません。

本来なら、嫁姑問題に発展したであろう今回の出来事が、夫婦の問題を丸ごと解決する機会になりました。人生の基本、「夫婦」が固まった家庭へ。我が家は、大きな一歩を踏み出しました。

――悔いなき人生手にするために 「真理」に生きる家庭を築く――
我が任(立場)を知って 家庭で生かしてごらん
 自然と家族の心は まとまり 重なり 会話が弾む
 仕合せの輪が広がり 「六つの花」が芽吹き始める
 「悔いなき人生」手にする人が育つ 家庭の姿が ここにある

――悔いなき人生手にするために
   「真理」に生きる家庭を築く――
我が任(立場)を知って
        家庭で生かしてごらん
 自然と家族の心は まとまり 重なり
             会話が弾む
 仕合せの輪が広がり
     「六つの花」が芽吹き始める
 「悔いなき人生」手にする人が育つ
       家庭の姿が ここにある

『真実の光・神示 平成25年版』88ページ(中略あり)