ある日、家族から衝撃のひと言。「お母さんって、いつも否定から入るよね」。神の教えで「人の思いを否定しない」と学んで意識してきたつもりだっただけに、大ショックでした。
でも、よく考えたら、心当たりがありました。特に夫に対してです。例えば、「次の日曜日、うちでバーベキューしようか」と言われ、「そうね」と肯定。問題はその後でした。「でも、暑かよねー」。私は、言葉で明確に否定しなくても、先に心で否定。それが相手に伝わっていたのでしょう。
実践する「ふり」からの脱却
そうやって私は、神の教えを実践する「ふり」をしてきたのかもしれません。「夫婦の会話が大事」と学べば、努力しました。ところが、「今度こうだからこうするね」とざーっと話すだけで、「私はこう思ったけど、あなたはどう?」といった、「心を聞く会話」はしてこなかったのです。
そんな中で、夫が疲れた顔で帰る日が続きました。「何かあったと?」と聞くと、若手との関わり方で悩んでいると言います。「それって、あなたがこうしたらよかとじゃないとー」がいつもの返答。でも、夫のつらい「心」を聞こう、聞こうと思ったら、「それはきつかよね~」と、いつもと全く違う言葉がすらすらと出てきました。
それを毎日続けているうちに、夫の話す様子が以前とは明らかに変わり、重たさがなくなってきました。「話せば心が落ち着くとたい」とのこと。ただ話を聞くだけの毎日でしたが、心ってこんなに軽くできるんだと、しみじみ感じたのです。
夫にも伝わる自分の変化
夫も、私の帰りが遅い日は、夕食を食べずに待っていてくれて、その優しい「心」に驚くやら、うれしいやら…。「私、変わった?」と夫に聞いたら、「変わったと。否定せんしね」と言ってくれました。「それ頑張りよったからうれしかー!」と思わずバンザイ。相手を思う心も、ちゃんと伝わることを実感したのです。
以前の私は、「心の使い方」が冷たかった気がします。帰宅が遅くなる夫から、「迎えに来て」とメールが入ると、「こがん忙しい時に」とプンプンしながら車を走らせていたからです。それが、ここ最近は、自然と「遅くまでお疲れさま」と心が動くのです。休日になると、夫の好きな刺身を買っておこうか、家族にこれしておこうか…と次々に思い浮かんできます。そんな自分の変化がうれしい毎日です。
家族 縁者の触れ合いが深まる和のある家庭
「魂」が安定する家庭に身を置くことで 人間は
「運命」を芽吹かせ 「実体」心の質を高めて 真の「仕合せ」を手にできる
「教え」のある家庭で 家族との会話 心の触れ合いがいかに大切か
気付き 悟れる信者であれ
家族 縁者の触れ合いが深まる
和のある家庭
「魂」が安定する家庭に
身を置くことで 人間は
「運命」を芽吹かせ
「実体」心の質を高めて
真の「仕合せ」を手にできる
「教え」のある家庭で
家族との会話 心の触れ合いが
いかに大切か
気付き 悟れる信者であれ
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』163ページ