No. 150

家庭内別居だった我が家に戻った笑顔

(山梨県HI/50代女性/パート)

私は、30年近く夫を受け入れられず、心を偽りながら生活してきました。自分でも理由が分からず、苦しかったです。徐々に会話がなくなり、2年ほど前からはほとんど家庭内別居のような状態でした。

神の教えを学んでも、夫婦に関することだけは、自分の中で消し去っていました。それでも、学びを重ねていくと、夫に対する気持ちを神に語れるようになりました。「夫を愛せるように」というのは難しくても、「和のある家庭を築きたい」と願い続けました。そのうちにどんどん心が穏やかになり、2カ月がたった頃には、ふと「夫におかずでも買って帰ってあげようか」という気持ちが生まれたのです。

翌日からは夫にお茶を出したり、朝ご飯に一品添えたり、明らかに私の心が変わってきました。しかし、当然のことながら、夫にはお茶も、ご飯もなかなか受け入れてもらえませんでした。それでも、神が見ていてくださるから努力しようと思い、粘り強く続けたのです。数週間たった頃にはお茶を飲み、ご飯も食べてくれるようになっていました。

ある日、出勤する夫に「今夜、食事作るから食べてね」と話し掛けてみると、「分かった」とひと言。帰宅した時に「一緒に食べよう」と声を掛け、2年ぶりに一緒に食事ができました。

驚いたことに、夫は「やり直せるのであれば…」とずっと神に願っていたそうです。以来、家族みんなで食卓を囲み、会話が弾む毎日です。

今は、朝目覚めると、周りの景色が本当にきれいに見えて、自然と涙がこぼれます。毎日が感謝と感動でいっぱいです。まさかこんな日が来るとは思いもしませんでした。これほどの心の変化が得られたことに、心底感謝しています。